早期退職するかどうかの基準としたこと、それは
A:このまま会社に残って収入の安定をとるか
B:早期退職して心穏やかな日々をとるか
だった。
収入と心、両方が安定する「A&B」というのは不可能だった。
結局、「収入の安定」という幻想を手に入れるために自分の人生を犠牲にするのは馬鹿げている、
という結論になった。マトリックスで図示すると、右上の箱から左下の箱に移行するような形となった。
在職時は、
正社員でいたら死ぬまでバラ色
とはとても思えなかった。「何で正社員なんかになりたがるんだろう?」という疑問のほうが大きかった。
実際、以前の記事「せっかく正社員になれたのに退職」に書いたように、非正規社員から正社員になってもすぐに退職していく元同僚を見て、
「ほらね、正社員になったからといって幸せになれるわけないんだよ」
と思ったものだった。
元勤務先にも早期退職制度が導入されているみたいなので、仮に退職せずに残ったとしても制度を使って早期退職しただろう。
遅かれ早かれ退職する運命だったのだ。
今は「早期退職を決断して本当によかった」と感じる心穏やかな日々を過ごしている。
反省すべき点があるとすれば、
どうしてもっと早く辞めなかったのか!
ということだ。会社にしがみつくか、辞めるかで迷って無駄な時間とお金を浪費した点は大いに反省すべきだ。