総務省の「家計調査」によると、平成25年(2013年)の2人以上世帯の1世帯あたり平均貯蓄額は1,739万円。
内訳は次のようになっている。
右端の割合は、わたしの家計の2013年12月末時点での数値。
「平均的な」貯蓄の内訳
通貨性預貯金……通常貯金、普通預金、当座預金、通知預金及び納税準備預金など。
定期性預貯金……定額貯金、積立貯金、定期預金、定期積金など。
生命保険など……保険の掛金(積立型の生命保険、損害保険(積立型)、JA共済、郵便局の簡保など)。掛け捨て保険は除く。
有価証券……… 株式(時価)、債券(額面)、株式投資信託(時価)、公社債投資信託(時価),貸付信託(額面),金銭信託(額面)など。
金融機関外…… 金融機関以外への貯蓄のことで、社内預金、勤め先の共済組合への預金など。
参考:「家計調査の貯蓄・負債編の見方」総務省
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家計調査によれば、有価証券の割合は13.8%でしかない。有価証券に占める株式の割合はもっと少ないので、これでは株価が上がってもほとんど意味がない(逆に株価が下がっても家計にはあまり関係ない)。
株式投資はマイナーな資産運用
株式投資というのは日本ではまだまだマイナーな資産形成法だ。
理解できないのは、「生命保険など」というのが貯蓄に含まれていることだ。例えば、10万円を保険会社に掛金として支払ったら、それを「貯蓄」としてカウントする?……どうみても自分の貯蓄から差し引かれて、保険会社の売上になったとしか思えない(バランスシート上は保険会社の債務なのだろうか?)。
どっちにしても保険の掛金を「自分の貯蓄」としてカウントするのは釈然としない。
いざとなったらすぐに生活費にあてることができる……これが真の金融資産だ。