もしサラリーマンを辞めないでいたら、いずれはこうなったのではないかというのをバランスシート(貸借対照表)形式にしてエクセルで落書きしてみた。
やはり「定年までの労働」は「負債の部」になってしまう。
労働の本質は負債(借金)だ。給与や賞与としてもらったお金は、実は借金するための頭金を渡されたにすぎなかった。
金融資産として残っているものが、かろうじて「自己資本」と呼べるものだ。
働くというのは、資産を購入・維持するために作った借金を返していく作業のことだ。文字通り「働いて返す」。
借金を返していくような働き方をしたくなければ、「資産の部」にある資産のうち、いくつかをあきらめるしかない。