家にずっと置いてあった2,000円札をATMで入金した。
使いそうにないし、額面以上の価値はつきそうになかったから。
逆に、インフレだと、家に現金を置いておいても価値が減るだけだ。
プレミアムはつきそうにない
2000年の発行から15年間、家にあった2,000円札。
入手した当初は珍しいのでずっと現金保管用のサイフの中に置いていた。
その後、普及せず(沖縄県を除く)。
「ひょっとしたら希少価値が出て、2,000円超の価格で売れるかも」
と思っていたが、発行枚数が多い札は希少価値はなさそうだ。
2013年時点で1億枚が流通しているそうだから、もっと少なくならないとプレミアム紙幣にはならないな。
裏に書いてある古文
お札の裏を見てみると古文らしきものが書いてある。
紫式部『源氏物語』の「鈴虫の巻」の一文だ。
八月十五日夜の夕暮れ、女三の宮は仏間に入り、庭寄りの隅のほうに座って、瞑想にふけるような面もちで、念仏を唱えていた
そこでは、宮のあとを追って出家した若い侍女の尼が二三人、花を供える準備をしていて、銅製の水入れの触れ合う音や水を注ぐ音が、かすかに聞こえている。
(中略)
ちょうどそこへ、いつものように源氏が訪れて、「虫の音がひどく鳴き乱れる晩ですねえ」と言いながら……
出典角川書店編『源氏物語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)』(角川ソフィア文庫, 2001) pp. 325-326
源氏物語のかなりドロドロとした不倫劇の後日談が、どうしてお札に採用されたのだろうか。
イオン銀行ATMで入金
ATMで入金するにあたって気になったのが、
2,000円札をATMが受け付けてくれるのかどうかだった。
わたしは用事のついでに立ち寄ったイオン銀行のATMで入金した。
参照店舗・ATM検索 (イオン銀行)
ATMに2,000円札を受け付けるとの表示があったので入金した。
これで手持ちの2,000円札はなくなった。
さらば。
参照二千円日本銀行券の主な様式等について(財務省)