2021年でわたしは「セミリタイア生活10年」だ。
会社を40代前半で早期退職した10年前(2011年)の平均寿命を調べてみた。
日本人男性の平均寿命は79.44歳だった。
参照女性の平均寿命、世界2位に後退 11年85.90歳(2012.7.26 日本経済新聞)
短かっ!
2011年は「東日本大震災」という日本人の平均寿命を縮める要因があった。
上記記事によると、東日本大震災がなかったと仮定した場合の2011年の平均寿命は、女性が86.24歳、男性が79.70歳だそうだ。
人生80年ならセミリタイアは楽勝?
わたしが「早期退職&セミリタイア」を真剣に考えたときは、当然ながら「平均寿命」を大いに参考にした。
つまり「80歳まで貯金が持てばOK」と考えていた。
退職した当時は「人生80年」だった。
貯金額と平均寿命(79歳)から「セミリタイア可能」と判断して2011年に早期退職した。
2021年は「人生100年」
早期退職してから約10年経過した現在(2021年)は、「人生100年」と言われている。
わたしはアラフィフだから、100歳まで生きる可能性は低いと考えているが、ゼロではない。
90代まで生きる可能性は大いにあると考えている。
つまり、早期退職時に想定していた寿命が10年以上延びている。
ちなみに、直近(令和元年(2019年))の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳だ。
参照令和元年簡易生命表の概況(厚生労働省)
平均寿命の数字だけ見ると男性でやっと80歳を超えた程度だ。
が、2021年の今は「逃げ切り計算機」でシミュレーションするときは10年前のように「80歳まで貯金が持てばいい」なんて、全然思えない。
80歳で貯金がゼロになっても、残りの人生は年金のみで生活しようと思えばできるが、とても安心できない。
今、セミリタイアを考えている人は100歳まで生きることを前提に資金シミュレーションをした方がいい。
※上記は2021年6月17日現在の情報です。