四国を舞台にした鉄道ミステリーで懐かしい気分

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松山着18時15分の死者 』(津村 秀介(著), 光文社文庫, 2005)を読んだ。

サラリーマン時代に出張で何回か瀬戸大橋を渡って四国の鉄道を使ったことがあったので、懐かしい気分になった。

本書では、松山で発生した殺人事件の容疑者のアリバイをどうやって崩すのかが読みどころだ。

ポイントは「新聞」と「新幹線」だ。

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四国では常識だが

トリックを解くには「地元民しか知らないような知識」が必要だ。

「四国では常識だが四国以外の人間にとっては驚き」みたいな知識だ。

わたしも、本書を読むまで知らなかった。

現代は鉄道ミステリーは成立しない

本書を2022年に読んで、鉄道を使ったアリバイトリックを駆使する「鉄道ミステリーもの」は現代では不可能なのかな、と感じた。

容疑者のアリバイを崩すのに、時刻表を読み込んでいく。

例えば、容疑者が「犯行時刻には大阪から東京に行く新幹線に乗っていた」と主張したとする。

今ならスマホで検索すると「大阪 → 東京」のルートが一覧で表示される。

新幹線だけでなく、在来線、バス、飛行機などを使ったあらゆるルートが簡単にわかる。

時刻表と格闘していた昔に比べて、簡単に犯人のトリックが解明できる。

21世紀の今は、駅や空港に防犯カメラがたくさんあり、こっそりタクシーに乗ってもドライブレコーダーがある。

犯人がウソをついてもすぐにバレる。

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