【公式不使用】6人を2人ずつ3組に分ける方法は何通りあるか

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数学の問題で「6人を2人ずつ3組に分ける方法は何通りあるか」というのがある。

例えば、6人で旅行して2人ずつ3部屋に泊まるときに何通りの組み合わせがあるか。

参考書や数学系YouTubeでは、次のように解く場合が多い。

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一般的な解法

6人を2人ずつ3組に分けるので、まず6人から2人選ぶ。

次に、残った4人から2人選ぶ。

最後に2人残るので自動的に決まる。

上記を計算すると、

6C2×4C2 = 90

よって、組み合わせは90通り……ではない。

6人のメンバーをA, B, C, D, E, Fとして、「AB CD EF」の3組にわかれたとする。

わけかたは「AB CD EF」の他に「AB ED CD」「CD AB EF」「CD EF AB」「EF AB CD」「EF CD AB」の計6通りある。

つまり、AB, CD, EFを並べる方法の数を求めればいいので、3!(=6)通りある。

が、3部屋はどれも同じなので上記の6通りを「1通り」としてカウントしたい。

なので90を3!(=6)で割って、答えは15(通り)となる。

<参考動画>

公式を使わない解法

コンビネーション(C)のような公式を使わずに簡単に解く方法が講談社ブルーバックス『出題者心理から見た入試数学 初めて明かされる作問の背景と意図』p. 35 で紹介されていた。

6人のうち、特定の1人とペアを組む方法は5通りだ。

例えば、6人のメンバーA, B, C, D, E, Fのうち、Aと組むのはB, C, D, E, Fの5人の誰かだ。

残った4人を2人ずつ2組に分ける方法は3通りだ。

まずA, Bが組んだとして、残りのC, D, E, Fのうち、Cと組むのはD, E, Fの3人の誰かなので3通りとなる。

よって、求める答えは、5 × 3 = 15(通り)となる。

次のとおり、15種類の分け方がある。

6人を2人ずつ3組に

応用問題

応用問題として「9人を3人ずつ3組に分ける方法は何通りか」という問題を考える。

まず、特定の1人に対し、3人組をつくるには8人から2人を選ぶので、8C2=28

残り6人を3人ずつ2組に分ける方法は、特定の1人に対して5人から2人選ぶので、5C2=10

よって、28 × 10 = 280(通り)

となる。

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