「セミリタイア資金が死ぬまで持つか」というシミュレーションをする際は、「将来払う可能性のある税」は控除するようにしている。
例えば、「逃げ切り計算機」で資産運用のシミュレーションをすることを考えてみる。
参照逃げ切り計算機
貯蓄は5,000万円あるとする。
このとき「現在の貯金額」の欄に「5000」と入力してはいけない。
将来の税を控除
貯蓄5,000万円のうち、3,000万円を株や投資信託で持っているとする。
3,000万円のうち、含み益が1,000万円あるとする。
もし、株や投資信託をすべて売ると、3,000万円の現金が手に入る。
が、売買益の1,000万円に税がかかる。
税率は20.315%だ。
参照株式投資にかかる税金って?(日本証券業協会)
よって、支払う税金は、
1,000 万円 × 20.315 % =203万1,500 円
だ。
シミュレーションで入力できる貯蓄
以上より、貯蓄5,000万円のうち、将来支払う可能性がある税金203万1,500円を除くと、
4,796万8,500円
となる。
シミュレーションする際は、貯蓄が5,000万円で含み益が1,000万円だとしたら「4,796万円」を貯蓄として入力するだろう。
※上記は2023年7月11日現在の情報です。