3年前、もし会社を退職しなかったら、愚痴りながらいやいや仕事をしていたかもしれない。
資金、住居、環境などなど、準備をしても「これで100%大丈夫」と確信できるところまでは至らない。準備はやりだしたらきりがないからだ。職場への愚痴や不満を言うだけで何も準備しないのは論外だが、準備だけで終われば準備のコストを無駄に払うだけになる。もったいない。
退職は自分で時期を決められるので、最後は自分でエイヤと決断しないと、定年(またはリストラされる)までズルズル先延ばしになる。
準備が大切なあまりに、圧倒的多数の人たちは準備だけで人生を終えてしまう。
サラリーマンの多くが、年がら年中「独立準備中」だ。
準備というのは本番があっての準備である。
過剰な準備というのは単なる現実逃避にすぎない。
千田琢哉『死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉』p.27
わたしが退職した2011年当時は、デフレと震災でどん底状態だった。3年後の現在、経済は意外に好転しつつある。※2011年末の日経平均株価は8,455.35円、2014年4月8日の終値は14,606.88円、+6,151.53円(+72.75%)。
結局、遅かれ早かれ辞めていたな、といまでも思う。