勇気を振り絞って、何とか会社を辞められたが、辞めてから何をするか考えていなかった。
- 会社を辞める前に転職先を決めておきましょう
- 社外でも通用するスキルを身につけてから辞めましょう
- 給料と同程度の副業収入や不労所得を作ってから辞めましょう
- 一生遊んで暮らせるお金を貯めてから辞めましょう
早期退職する人へのアドバイスって、こういうのが一般的だ。
完璧なリタイアはない
仮に、上記のアドバイスを満たしてから辞めたとしても、不確定要素はたくさん残る。
・会社を辞める前に転職先を決めておきましょう
→転職先も安定しているのか?人間関係はうまく作れるか?
・社外でも通用するスキルを身につけてから辞めましょう
→社外に出たことがないから何が「社外でも通用するスキル」かわからない
・給料と同程度の副業収入や不労所得を作ってから辞めましょう
→副業収入は不安定なのでは?
・一生遊んで暮らせるお金を貯めてから辞めましょう
→インフレ、恐慌、詐欺で大金を一気に失う可能性も
どんな選択肢を選んでも将来は不確定なのだから、辞めてから何をするか考えても別にかまわない。
何をやるかゆっくり考える
というのが楽しい。この「考える」というのが重要だ。
芦田宏直『努力する人間になってはいけない―学校と仕事と社会の新人論』によると、
「努力する」の反対語が「考える」
ということだ。
努力ばかりしていた(人生を楽しむことについて何も考えていなかった)サラリーマン時代と正反対の「考える」という行為が9割を占めるのが現在のリタイア生活。