【大学入試】赤玉3個・青玉4個・白玉5個から2個取り出すときの確率

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個人投資家たるもの、「数学のセンス、特に”確率”のセンス」を磨いておかないといけない。

と常々思っているので、次のような大学入試の数学の問題を解いてみた。

赤玉が3個、青玉が4個、白玉が5個入った袋から2個の玉を同時に取り出す。

(1) 取り出した2個の玉の色が異なる確率は[ ]である。

(2) 取り出した2個の玉の色が異なるとき、そのうち1個が赤玉である条件付き確率は[ ]である。

出典2025年度日本大学医学部 解答速報・過去問解答(医学部専門予備校YMS)

2025年度の日本大学医学部の入試問題だ。

数学の教科書に載っていそうな、確率の基本問題だ。

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(1)の答案

赤玉が3個、青玉が4個、白玉が5個入った袋から2個の玉を同時に取り出したときの取り出し方は、12個の玉から2個を選ぶので、

12C2=(12×11)/(2×1) = 66 通り

取り出した2個の玉の色が異なるのは「赤、青」「青、白」「赤、白」の3パターンだ。

「赤、青」は赤が3個、青が4個なので、3 × 4 = 12 通り

「青、白」は青が4個、白が5個なので、4 × 5 = 20 通り

「赤、白」は赤が3個、白が5個なので、3 × 5 = 15 通り

合計すると、 12 + 20 + 15 = 47 通り

求める確率は、47/66となる。

注意点は「赤玉が3個、青玉が4個、白玉が5個」の場合、色は3種類だが、12個の玉はそれぞれ「別物」として数えるという点だ。

本問のように赤玉が3個の場合「赤1、赤2、赤3」などと区別する。

取り出した2個の玉の色が「赤、青」だった場合、「赤1、青1」と「赤1、青2」は色のパターンは「赤、青」と同じだが、「別物」として2通りと数える。

(2)の答案

(2)の条件付き確率の問題は、(1)が解けるとほぼ自動的に解ける。

取り出した2個の玉の色が異なるのは、(1)で求めたように、47 通りだ。

このうち、1個が赤玉であるのは「赤、青」「赤、白」の場合だ。

これも(1)で求めたとおり、「赤、青」=12 通り、「赤、白」=15 通りの計27通りだ。

よって、求める条件付き確率は、27/47となる。

「条件付き確率」の定義を正しく理解していれば(1)の答えを流用して自動的に解ける。

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