盆休み中に読んだ本

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世間では盆休み(8/15~8/17)と言われる期間に読んだ本のなかで面白かったものを紹介してみたい。

藤村靖之『月3万円ビジネス

月30万円の仕事で心身とも疲弊するより、月3万円の仕事を10個持つことでたのしく稼ごうという提案。

がんばって月3万円稼ぐというのではなく「ひとつの仕事からは月3万円までしか稼がない」というルールがある。

これは「分散投資」と同じ考え方で、「卵をひとつのカゴに盛らない」ということ。1銘柄に集中投資するより、多数の銘柄を少しずつ持つことでリスクを下げる。

ビジネスリスクの高い現代で、ひとつの仕事に人生のすべてを賭けるというのは非常に危険だ。仕事が10個あったら1つなくなっても9つの仕事が残るが、1つしか仕事(勤務先)がないサラリーマンは1つなくなるとゼロになって完全に失業してしまう、、、怖い怖い。

具体的な「月3万円ビジネス」の内容は本書を参照してほしい。「え?こんなことが仕事になるの?!」と思うのが何個もあった。


※※

倉山満『大間違いの太平洋戦争

日本が主としてアメリカと戦った「太平洋戦争」とは「弱い日本が超大国アメリカに挑んだ無謀な戦争」というイメージを全否定する。

・「日本の帝国陸海軍は世界最強」というのが当時の国際社会の常識
・世界最強の軍隊を持ちながら無残な敗北を喫した

この認識を持たなければ歴史から学ぶことはできない。

本書で、当時の政治家、官僚、軍人の愚行の積み重ねで敗北の道を突き進んでいったことがわかる。

日本が対米開戦に踏み切った理由として「石油などの資源確保」があるが、それならばハワイの真珠湾なんか攻撃する必要はなく、油田があるオランダ領インドシナだけを攻めればよかった。

これなら、米英との戦争を避けられるし、オランダだけに宣戦布告すればいいことになる。

普通、戦争するには「戦争目的」があるはずなのだが、戦争することで何を達成したかったのかがわからない。場当たり的にあちこちの国に喧嘩を売りうまくいっていたらいつの間にか世界中を敵に回していて、負けた。

「戦争をして何がやりたかったのか」
「なぜ戦争に負けたのか」

これらを検証していかなければ、自衛隊が世界最強になったとしても、日本は危ない。

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