『難関大学生が書いた 頭がよくなる本の読み方・選び方』(PICASO(著), ディスカヴァー・トゥエンティワン, 2012) を読んだ。
著者の「PICASO」とは、東大・早慶大の学生の出版サークルとのこと。
参照PICASO~東大・早慶ベストセラー出版会~
「読書習慣」という就活必勝スキル
本書は、読書が好きになれない学生向けに読書のメリット、楽しさ、本の読み方、選び方をアドバイスしている。
わたしは、「読書好きな人が、さらに読書好きになる人のための本」と読んだ。
本書では読書した本のタイトルを日別に記録しておくことや、本の内容についてメモしておくことをすすめている。
本を読むだけでなく、読書内容を記録する……これは読書好きにとってもハードルが高い作業だ。はたして読書初心者がすんなりとできるかどうか。
本書を読んだらわかるが、著者であるPICASOのメンバーは明らかに頭のいい人ばかりだ。
それに、彼らは読書をしたり、読書記録を作ったり、といった「地味な作業をこつこつと続ける能力が高い」ということがわかる。
地味な作業をこつこつと続ける能力……これって、日本でサラリーマンをするなら必須の能力だと思う。
本書を読めば著者にその能力が備わっていることがわかる。
読書ができれば何でもできる
おそらく、本書を書いた東大・早慶大生は就活は楽勝だったのではないだろうか。
つまり、学生時代から本をたくさん読んで、読書した内容をこまめメモれるような人は、社会人になっても通用する能力を身につけているということ。
学生時代にもっと本を読んでおけばよかった。
地味な作業をこつこつと続ける能力があれば、早期退職してセミリタイア生活に入ってもやっていけるよ。