老後資金の心配はやめて今を全力で楽しむことに決めた

竹内謙礼・青木寿幸『貯金兄弟』 (PHP文庫 2015) という小説を読んだ。

セミリタイア生活で最大の不安が「死ぬまで貯金が十分にあるか」だ。

この小説のテーマは「貯金なんかせずに今を楽しむべきか、それとも老後に備えてこつこつ貯金すべきか」だと読んだ。

わたしのような会社を早期退職してセミリタイア生活をしている者が読めばこう再確認する。

低コスト生活をしていれば、早期退職してセミリタイア生活するのに莫大な貯金はいらない」。

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老後資金に大金が必要?

この小説の主人公は2人の兄弟だ。

兄は大卒の大手広告代理店勤務で高給取りだが、浪費家で家計はいつも火の車。

弟は高卒の公務員(消防士)で、お金に異常な執着を持っていて、金融知識はバッチリで、老後に備えてしっかりとお金を貯め込んでいる。

お金は使わずに貯めるものであって、いざというときのためにとっておくことで、初めて安心感が得られるもんなんだよ。

(中略)

お金を貯めることで、20年先、さらには50年先までの人生の安心感を持ちたいんだよ」

p.37

と言うくらい、お金に執着がある。

正直、わたしもこの小説の弟のように「お金を貯めることで、平均寿命くらいまで生きていけるだけの安心感」を持ちたい。

でも、「安心感」を持つのに何千万円、何億円もの貯金が本当に必要なのだろうか??

「豊かな老後のためには60歳までに○千万円必要」というのは本当か?

いや、そんな大金はいらない。

と、本書を読了した時に思うようになった。

老後のお金の心配なんかするだけ時間のムダ

本書は小説なので中身を書いてしまうとネタバレになってなってしまうので具体的なストーリーはぜひ本書を読んでほしい。

特に、

老後のお金が心配で、若い時からお金を貯めこんでいかないと”豊かな老後”が送れないのではないか

と心配している人には必ず得るものがある。

「豊かな老後」だけでなく「お金の心配をせずに人生を楽しむ方法」について、いろいろ考えるきっかけとなった本だ。

最後に、目次を紹介する。

第1章 大卒の生涯年収が、高卒の生涯年収よりも、3000万円も低い理由-これからは、一流大学を卒業しても、安泰ではない

第2章 給料も人並み、お金を貯める気もあるのに、なぜ、口座残高はゼロなのか?-小さな節約を積み重ねなければ、お金なんて貯まらない

第3章 生命保険は人生で住宅の次に高い買い物、だからマジメに選びなさい-毎月、高い保険料を払っていても、保険金がもらえない!?

第4章 住宅ローンは固定金利と変動金利、どちらがトクなのか-借金やローンも、賢く利用すれば家計がラクになる

第5章 家を買ったほうが、賃貸よりも本当に“正解”なのか-家の価値が下がってしまうと、売却できない

第6章 老後にいくらの貯金があれば、安心できるのか-若いときから貯金ばかりしても、人生は豊かにならない

目次を見れば大体の結論が見えるかな?

わたしの一番の大きな関心は第6章の「老後にいくらの貯金があれば、安心できるのか」だった。

でも、「貯金で”老後の安心”を買おうとしていた」ことが大間違いだった。

わたしは老後資金の心配はやめて、今を全力で楽しむことに決めた。

会社を辞めて手に入れた自由時間だ。楽しまなければもったいない。

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