クレジットカードの利用でたまったポイントは、そのまま使う場合がいいのか、電子マネーのポイントに交換したほうがお得なのか?
クレジットカードの使用で獲得したポイントは、電子マネーにはチャージせずにそのままポイントとして「経費」として使ったほうが、「税務上」お得になりそう。
楽天ポイントと楽天Edy
わたしが使っているクレジットカードは、楽天Edy一体型の楽天カードだ。
いま、楽天ポイントを1,000ポイント獲得したとする。
使い道は2通りある。
- ポイントをそのまま使う。
- 楽天Edyに交換して使う。
2つの使い方のどちらがお得か?
会計の面から検証してみた。
ポイントをそのまま使う
1,000ポイントで1,000円の商品(事業用)を購入すると仮定する。
この場合、現金はいっさい動かないから、会計処理は不要だ。
収入=1,000円、経費=1,000円だから、相殺されてチャラだ。
もし、1,000ポイントを「個人的な買い物」に使ったらどうなるんだろう?
収入=1,000円、事業主貸=1,000円
となるから、1,000ポイントは「雑収入」として計上することになるんだろうな。
ポイントを会計処理したくなければ、すべて経費で使いきったほうがいい。
もし、経費でなく「資産の購入」に使うと、雑収入になっちゃうんだろうな。
ポイントを電子マネーにチャージする
ポイントを電子マネーにチャージしたらどうなるか?
例えば、楽天ポイント1,000ポイントを楽天Edyにチャージするとどうなるか。
チャージした時点で、「1,000ポイントで商品券を購入した」のと同じになるから、「雑収入」となるから確定申告の対象となる。
クレジットカードを使用すると、使用額に応じてポイントやマイルが貯まります。このポイントやマイルを利用した消費は、会計処理をする必要はありません。ただし、ポイントやマイルを商品券に交換した場合は、雑収入として計上しなければなりません。
確定申告でのクレジットカードの注意点 (MFクラウド確定申告)
年末のチャージは厳禁?
もちろん、獲得したポイントを電子マネーにチャージしても、経費で使ってしまえば問題ない。
問題は、チャージしたまま使わずに年度末を迎えてしまうことだ。
フリーランスの年度末は12月末だから、年末にチャージして「年明け」してしまえば、課税対象の収入だけが膨らむことになる。
使い道がなければ、獲得したポイントは動かさないのが吉だ。