凶悪犯罪対処マニュアルとしての『21世紀サバイバル・バイブル』

相模原の19人刺殺事件を受けて、『21世紀サバイバル・バイブル』(柘植久慶著 集英社文庫 2004)を読みなおした。

凶悪犯罪、自然災害、テロ、金融犯罪などから身を守るための「実用書」だ。

本書を読んだのは10年以上前で、その当時は「”サバイバル”ってちょっと大げさじゃないか」と思っていた。

しかし、最近の国内外の事件がシャレにならないほど凶悪で、本書を真剣に読みなおそうと思った。

本書を一読しておけば個人の自己防衛力が格段に上がると断言できる。

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刃物を持った相手と戦う方法

本書によると、刃物を持った相手と戦う羽目になってしまった場合の対処法はこうだ。

※詳細は本書を参照してほしい。

  • 第一撃を喰わないようにする
  • 手に持ったカバンや品物、雑誌などで身を守る
  • 膝頭や脛を狙って前蹴りで反撃する

こういう動作は普段から訓練しておかないと「本番」ではできない。

例えば「外出先で刃物を持った若い男が突進してきたら」という想定で、どのように動くべきか、考えておいたほうがよいかもしれない。

恨みを持った相手に狙われたら

本書では怨恨を動機とする犯罪、例えば「リストラした元社員から恨まれて狙われたらどうするか」について書いてあった。

現代だと「ブログやSNSが炎上」とかもあるから、「一般人が恨みを買うリスク」は大きい。

実名、顔写真、金融資産などの個人情報の公開は、リスクをさらに上げる。

もし恨まれたとして、恨まれた方はすぐに忘れるが、恨んでいる方は忘れない。

怨恨というのは、買った側はさして気にも留めず、暫くすると忘れてしまう。けれど抱いている側はずっと遺恨として心のなかに残り、異常な人間ほど長いあいだ保ち続けるのである。だから狙われているとは思わず、ましてや相手の顔さえ忘れたころに、グサリとくるからたまらない。

p.180

恨んでいる者が本当に狙いをつけだすと、下見や尾行をして「チャンス」をうかがうという。

通勤中や外出中は必ず固めのカバンや雑誌を携帯して体を守れるようにしておいたほうがよい。

個人的には、「折りたたみ傘」をいつもカバンに入れてある。

理由はもちろん(建前上は)天気予報が外れていつ雨が降ってきても大丈夫なようにするためだ。

「雨・雪等が降ってきたらさす」以外の目的に使用するつもりはない。

本書を読んで、個人でできるセキュリティ対策を考えてみてはいかがだろうか。

目次

まえがき
台風と豪雨
地震
噴火・雷・竜巻・雪崩
動物による被害
伝染病と風土病
火災
航空機事故
鉄道事故
自動車事故
船舶事故
暴力犯罪
自宅周辺での危険
外国での身の危険
詐欺と金融トラブル
コンピュータ関連の問題
医療の危険
各種のテロ
争乱と戦争
生き残るための必需品

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