「長続きする分散投資」の極意を「能」に学ぶ

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能舞台

能―650年続いた仕掛けとは―』(安田 登(著), 新潮新書, 2017)を読んだ。

実は2019年の正月にNHK(Eテレ)で「能」の「羽衣はごろも」を観て以来、ハマっている。

参照新春能狂言 能 観世流「羽衣 彩色之伝」(NHK)

最初は眠かったけど、徐々に引き込まれていった。

もっと能について知りたくなり本書を読んだ次第だ。

タイトルにある「650年続いた仕掛け」とは。

それは「分散投資」だと本書を読んで思った。

能の演者のスキルだけに依存しない「生存システム」の妙だ。

能が数百年も生き残っている理由が株や投資信託の投資手法と通じているとは。

新たな発見だった。

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分散投資とは何か。

株や投資信託のような「リスク資産」だけに投資するだけでなく、円建ての国債や銀行預金のようないわゆる「無リスク資産」も持っておく。

株価が上昇しているときは「リスク資産」の価値が上がる。

株価が下落気味のときは「リスク資産」の価値は下がるが「無リスク資産」が元本確保することでフォローする。

種類が異なる資産がお互いを補い合う

能の分散投資

能では楽器が次の動画のように4種類ある(笛・小鼓こつづみ大鼓おおつづみ・太鼓)。

このうち、「小鼓」と「大鼓」の2種類の鼓は同時に最適な状態(環境)がない

例えば「小鼓」は湿気が必要だが、「大鼓」は湿気を非常に嫌う。

なので、「小鼓」は雨天に良く響き、「大鼓」は晴天に良く鳴る。

小鼓・大鼓が同時に好調な状態はなく、どちらかが好調なときは必ず一方が不調なのだ(かつては能は野外で行われていた)。

だから自然と「お互いに補い合う存在」となる。

結果、雨天でも、晴天でも環境にかかわらず一定のクオリティの演技ができる

まるで、景気に左右されず資産を守れる分散投資のように……。

「能」に学べば、「投資」で長生きできる極意がわかる。

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