FIRE(経済的自立&早期リタイア)に必要な貯蓄額はいくらか?
は、FIRE最大のテーマだ。
「独身の中年」という条件に絞って試算してみた。
条件は次のとおり。
- 40代~50代の単身
- 収入は「生活保護費 + α」
- 貯蓄は年利4%で運用
結果、「独身中年FIRE」に必要な貯蓄額は3,600万円と試算できた。
独身中年の生活保護費
ひとつめの条件、「40代~50代の単身」の生活保護費を次のサイトで求めた。
生活保護費はいくらもらえる?受給の条件と金額、計算式をわかりやすく解説!(マネーファクト)
経済的自立(FI)を名乗るなら、生活保護費を上回る収入がないと格好がつかないだろう。
「生活保護以下の支出しかできないのに何がFIREだ!!!」
という批判をかわすための「月収12万円」だ。
最低月収を試算
上記サイトで求めた某自治体(大都会)の中年単身世帯(41歳~59歳)の生活保護費を参考にして、「独身中年FIRE」の月収は12万円とした。
生活保護費の月収に少し上乗せしてキリのいい数字にした。
2つめの条件「収入は『生活保護費』 + α」は月額12万円だ。
年収換算で144万円となる。
必要な年収は資産運用で
年収144万円は資産運用でまかなう。
株の配当金や売却益といった「不労所得」で現金収入を得ることとする。
経済的自立(FI)を追求するため、バイトなどの労働はしない!
運用利回りはFIRE業界標準の「年4%」とする。
年利4%で年収144万円得るために必要な元本は、
144 万円/年 ÷ 4 %/年 = 3,600 万円
だ。
実際は株の配当金や売却益に税(上場株式:20.315%、非上場株式:20.42%)がかかるが、上記の計算では無視した。
参照株式・配当・利子と税(国税庁)
「安全」のために運用資金3,600万円に加え、生活費の数か月~1年分程度の現預金を持っておくのが吉。
※上記は2021年9月17日現在の情報です。