池谷裕二『脳には妙なクセがある (扶桑社新書)』を読む。
人差し指と薬指を比べて、人差し指が短いほうが「株式投資で儲けやすい」というデータがあるそうだ。
ホンマカイナ???
早速読んでみよう。
人差し指が短い人ほど大きく稼ぐ
本書で紹介されている「ロンドンの個人投資家」を対象とした研究結果では、株式投資の獲得金額に次のような差があった。
薬指の長さ:人差し指の長さ=1:0.99 → 年間平均獲得金額=約60万ポンド
薬指の長さ:人差し指の長さ=1:0.93 → 年間平均獲得金額=約680万ポンド
つまり、人差し指の長さが短いほど、金額が大きくなる。
わたしも指の長さを測ってみた。
薬指の長さを1とすると人差し指の長さが0.92だった。
なぜ指の長さと投資家としての資質が関連するのか?
テストステロンを浴びると投資家としての適性が上がる
指の長さは胎生期(つまり生まれる前)に浴びたテストステロンの量を反映するらしい。
投資家として適性があるかどうかは生まれる前に決定してしまっている。
生まれる前にテストステロンに多くさらされると、次のようなタイプになるらしい。
- 自身に満ちている
- 危険を好む
- 粘り強く調査し、注意深くなる
- 反応や動作が早くなる
このような人は
数学が得意なタイプが多く、またサッカーやラグビー、バスケットボール、スキーといったスポーツ競技においても良い成績を残すことが知られています。
デイ・トレーダーたちも似たようなものです。株取引の現場はさまざまな情報が高速に飛び交う戦場です。単に正確な数値計算ができればよいというわけではなく、瞬発力や注意力など、体育会系の競技に似た要素も要求されます。
本書p.57
自身に満ちて、緻密な調査・計算をした上で大胆にお金を投じることができるので、大きな利益をあげることができるのだろう。
テストステロンを多く浴びて生まれた人は投資家に向いている、という話では終わらない。
本書によると、朝の血中のテストステロンの量で、その日の株取引の結果がわかるというのだ。
ホンマカイナ???
朝のテストステロンの量からその日の勝敗がわかる
研究によると、ロンドンの個人投資家を集め、血液検査を行った。
朝に採血して血中ホルモンとその日のトレード結果を調査したところ、
テストステロンが多かった朝は、その日に儲ける金額が多かったのです。逆に、大損する日はテストステロンが少ない。
本書p.59
この研究結果によれば、市場が開く前に血液検査をすれば投資結果を事前に知ることができる。
テストステロンが多い日は積極的に取引し、少ない日は休めばいいことになる。
ホンマカイナ???