以前に書いた記事「家計を「システム化」してお金のストレスから解放される」で紹介した本(『正しい家計管理』(林 總(著), WAVE出版, 2014))を元に、わたしの家計管理システムを作ってみた。
システム概要図は下図のとおり。
お金の流れが「一本化」できて、非常にスッキリした。
家計管理をシステム化する一番のメリットは「チマチマとした節約」が不要になることだ。
淡々と予算を執行していけばいいだけなので「時間の節約」ができる。
お金の流れ
上図のお金の流れは次のとおり。
- 発生した収入は小遣いを除いて、すべて入金口座(わたしの場合は住信SBIネット銀行)に入金する。
- 月末に、予算で決めた金額を入金口座から出金口座(ゆうちょ)に出金する。絶対に「予算を超える」金額を出金口座に入れない。
- 固定費は原則として、出金口座からの口座引落とする(クレジットカードの引落しも含む)。
- 変動費は出金口座から引き出す。他行口座からの引き出しは厳禁。
- 月末、変動費が余ったら「予備費口座」に入金する。
- 予備費口座は最低3年分の生活費に相当する金額を蓄えておく
- 入金と出金の履歴はそれぞれ入金口座と出金口座の利用明細をみればすべてわかる。細かい内訳は家計簿ソフト「Microsoft Money」で管理する。将来的には「マネーフォワード」にしようかなと検討中。
ポイントは「入金口座」と「出金口座」は必ず分けること。
収入の振込口座と支出の引落口座が同じだと「どんぶり勘定」になる。
自動貯金
貯金は「収入と支出の差額」が入金口座に貯まり、「変動費の余り」が予備費口座に貯まる。もし「入金口座」がマイナスとなりそうなら、甚だ遺憾ながら他行の預金から入金する。
金融機関の選定基準
入金口座に住信SBIネット銀行を選定した理由は、
- 他行振込が3回まで無料
- ハイブリッド預金金利が比較的高金利
出金口座にゆうちょ銀行を選定した理由は、
- もともと、公共料金等の引き落とし口座だった
- ATM手数料(引き出し手数料)が無料
- 近所にATMが多い
予備費口座に某ネット証券を選定した理由は、
- 特になし
銀行の預金口座でも良かったのだが、予備費は「万が一のとき」しか使わないお金だ。
「万が一の事態に必要なお金」なので低リスクの個人向け国債か債券ファンドで運用しようかな、と思って選んだ。
低リスクで流動性が高いことが最優先だ。
「予備費」の使い道は、災害復興・大きな病気・大型家電製品の買い替えなどを想定している。
※このシステムはあくまでもVer1.0なので、これから家計管理システムをを運用しながら改善していくこととなる。
※上記は2014年11月3日時点の情報です。