本棚でホコリをかぶっていた本、西野武彦『「相場に勝つ」株の格言』(日経ビジネス文庫 2005)を読み返す。
当ブログも含めて投資ブログが乱立している現在、心に響いたのが、
賢者は聞き、愚者は語る
という言葉。
自分の投資スタイルについてあまり語りすぎると、「自分の言葉」に縛られてしまって環境の変化に臨機応変に対応できないことがある。
例えば「日本株はダメ、外国株最高!」とブログで吹聴しまくると、実際に日本株が良いと思っても買いにくくなる。
誰でも、自分の発言が誤りであったことは認めたくないので、自分の言葉にこだわる。
少し株式投資に成功して小金を儲けると、やたらに仲間に吹聴して、株式投資を勧める人がいるが、止めておいた方がいい。
p.99
類似の名言として「メンツにこだわると、メンツと財産を同時に失う」というのがある。
再現性のない儲け話を語っても「無意味な自慢話」と受け取られるだけだ。
自重したいものだ。
※最新版が『株で勝つ! 相場格言400』というタイトルで出版されている。