原子力は2日寿命を縮める、貧困は3500日寿命を縮める

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nuclear power plant

竹内薫『怖くて眠れなくなる科学』(PHP研究所 2012)を読んだ。

本書を読むと、人間は科学的なデータ分析で恐怖は克服できない、ということがわかる。

科学的に「問題が発生する確率は低い」と太鼓判を押されても「怖いものは怖い」のだ。

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原発と貧困どっちが怖い

例えば「原子力」に対する恐怖がある。

福島やチェルノブイリ等の原発事故、広島・長崎への原爆投下で「原子力は怖い」というイメージがある。

原子力の使用により放射能が拡散され、死につながる事態になると恐れるし、実際に多くの被害者が出ている。

しかし、本書によると原子力があることによることに縮む寿命は2日だそうだ(0.05日という説もある)。

他の「恐怖」による寿命の短縮は次のとおり。

  • 配偶者のタバコの煙 50日
  • エイズ 55日
  • がん 1247日
  • 心臓病 1607日
  • 独身(男性) 3000日
  • 独身(女性) 1600日
  • 酒の飲み過ぎ 365日
  • 自動車事故 207日
  • 貧困 3500日

数字だけ見ると、「原子力よりも貧困の方がずっと怖い」ということになる。

一番死にやすい生き方

「結婚しない(または離婚)」ということも原子力より怖い(笑)。

独身男性は既婚男性より3000日(約8.2年)早死するらしい。

科学的には「タバコを吸い、酒が好きな貧しい独身男性」が一番死にやすいということになる。

怖い怖い。

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