以前書いた記事「金融資産ポートフォリオ(2015年6月30日)」で、
ギリシャの債務問題ではそれほど株価に影響なかったし、アベノミクスがしばらく続くとなると、今後はインフレが続きそうな気がする。
そこでポートフォリオを見ていてイヤでも目につくのが「現預金の割合の多さ」だ。
アベノミクスでデフレからインフレになると、現預金の割合が多いと金融資産がしぼんでいく。
サラリーマン時代から、ポートフォリオに占める現預金の割合がちょっと多いのではないかと感じていた。
参照:ポートフォリオ
なぜ現預金の割合が多いのか?
それは、行動力がないからだ。
行動力がないから貯金が増える
現預金を思い切ってリスク資産に大量投入する勇気はないし、起業資金とする勇気もない。
なぜか。
①お金が減ることが怖い
②失敗することが怖い
2つとも違う。
面倒くさいのだ。
「行動力がない=面倒くさがり」
という等式が成り立つと思っている。
お金を使うのが面倒くさい。
他人よりもお金を使うスピードが遅いので、その分が現預金として貯まった。
現預金はお守り代わり
ポートフォリオで現預金の割合が多いメリットをあえて挙げれば、「何となく安心できる」だろうか。
交通安全のお守りを持っていると何となく交通事故に遭わないような気がするのと似ている。
つまり、お金が信仰の対象になっている。
「リタイアするにはまとまった貯金が必要」と言われているが、わざわざリタイア資金を作るために無理に貯金したり、すぐにでも辞めたいのに泣く泣く退職時期を延期したりする必要があるのか?もっと貯金が少なくてももっと早く辞めておけばよかったんじゃないか?
という疑問が、会社を退職して4年近くたって沸き起こってきた。
ひょっとしたら、行動力があればそれほど貯金は必要ないのではないか。
結局、行動力がないから「リタイア資金=死ぬまでの生活費」という等式で未来を考えてしまう。
これではもう死んでいるのと同じだ。