株式投資の「忍耐」とは「含み益」に耐えること

邱永漢『損をして覚える株式投資』 (PHP新書 2005)を読んだ。

株式投資の初心者から経験者まで役立つ普遍的で深い名言がいっぱいの本だ。

本書を読んで株式投資をすれば、まず「株で大失敗」することはないと断言できる。

株式投資だけでなく、ビジネスでも人生でも致命的な失敗は避けることができるだろう。

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なぜ長期投資で儲ける人が少ないのか

わたしが一番「なるほど!」と感心したのは、「株で儲ける人が少ない理由」の分析だ。

結論を言えば、「株価の値上がりに耐えられない人が多い」からだ。

特に「含み益が出ている状態」で忍耐できる人が少ない。

だから儲からない。

え?

逆じゃないの?

「含み損」が出ている状態に耐えられずに投げ売りするから儲からないんじゃないの?

とわたしは思っていた。

本書を読んでまったく逆であることを思い知った。

「含み損」が出ている時の忍耐は、実は忍耐ではないという。

買値を上回ってからが本当のガマン

本当に辛抱しなければならないのは、実は自分の買値に戻ってからあとなのです。買値を割って売らなかったのは辛抱していたことになりません。牢屋に入れられて出るに出られなかっただけのことです。

自分の買値より上に浮かび上がるということは自由の身になったということです。

「自由の身になった」というのは「売れば必ず利益がでる状態」だ。

ここからが本当のガマンのしどころ。

買値を上回って、さらに株価が上昇していくことに耐えられずに、買値を少し上回って売っているようでは「含み損に耐えていた意味がない」という。

株で儲ける人が少ないのは、こういう時に辛抱のできる人が少ないからです。したがって株式投資は金儲けの場というよりは「精神修養の場」と考えたほうが正しいように思います。

※強調は引用者による

要するに、「精神的にヘタレで余裕資金が少ない人は株式投資はやめておいたほうがいい」ということ。

「含み損が出て投げ売りする」か「含み益がちょっとでたら売ってしまう」かのどちらかになってしまって、「儲かる可能性」が少ないから。

自戒の念も含めて、本書の一語一語をかみしめなら読んだ。

本書は紙書籍よりKindle版のような電子書籍がおすすめ。重要箇所にマーカーを引きながら読んでいけるからだ。

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