セミリタイア生活者と大富豪の思考は似ている

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早期退職してセミリタイア生活に入るのって、ライフスタイルが変化するだけでなく、お金の稼ぎ方の思考が変化することなんだ。

と、”一般人は時間を売る 大富豪は「仕組み」で稼ぐ” (2016.10.27 NIKKEI STYLE)という記事を読んで思った。

思考の変化とは「時給で稼ぐ」という思考から「仕組みで稼ぐ」という思考の変化だ。

わたしのサラリーマン時代は「収入を上げる=時給を上げる」だった。

しかし、記事によると時給仕事には3つのデメリットがあるという。

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時給仕事のデメリット

デメリット1:収入に上限がある

最大のデメリットは商品が自分の時間である限り、売り上げに上限があることです。仮に時給3000円の仕事を1日12時間、休まず続けたとしても年間で1314万円。多いか少ないかはさておき、上限が見えていることがポイントです。

デメリット2:長時間労働による機会損失

もう一つのデメリットは時間を売り過ぎると機会損失の恐れがあること。自己研さんや人脈構築の時間に充てていればもっと収入が増えるかもしれないのに、仕事に追われているとそういったチャンスを逃す可能性が高まります。

デメリット3:単価が安い

最後のデメリットは、時間売りのマーケットは得てして買い手市場なので単価が安いこと。海外の安い労働力やAI(人工知能)の発達でマーケットそのものがなくなる分野も出てくるでしょう。

もちろん、デメリットがあるということはメリットもある。

例えば、こんな人なら時給仕事がいいのではないか。

  • 長時間残業したり休日出勤する自分に誇りを感じ、定時で帰る人や有給休暇を取る人に無性に腹を立てる人
  • 投資や起業に興味がない人
  • 強制参加の飲み会の2時間を「大きな機会損失かつ経済損失」と思わない人
  • 勤労所得は「善」で不労所得は「悪」だと思っている人
  • 単価が安くても日銭が入れば満足な人
会社を離れ、絶妙なポジションで安定した人生を送る
あえて「二流社員」を選んだ人たちの賢明なる生き方 (2016.5.27 ダイヤモンド・オンライン) という記事を読んだ。 「一流」と...

大富豪の考え方

わたしが、セミリタイア生活と大富豪の考え方が似ていると感じたのは、今回紹介した記事の次の言葉だった。

大富豪になる人が念頭に置いているのは、「いかに自分の時間を売らないで済むか」。

これこれ、この考え方。

わたしがサラリーマン生活をやめてセミリタイア生活に入ったのは「これ以上、自分の時間を会社に売りたくなかったから」。

他人に時間を売るって、けっこう精神的・肉体的につらい。

会社を退職すると、自分の時間はすべて自由に使える。

つまり、他人に自分の時間を売らなくてすむ。

当然、時間を売らないから「時給による収入」はゼロとなる。

大富豪になる人「儲かる仕組み」を考えて稼ぎまくる。

会社を設立して、社員を雇って他人から時間を買い、搾取して利益を蓄積する。

わたしのようなセミリタイア生活の場合、今までブログに書いてきたような方法で収入を得る。

会社を辞めてセミリタイア生活を送りたければ「他人に時間を売って稼ぐことが至上」という考え方から、「いかに自分の時間を他人に売らずに稼ぐか」、という思考の変化が必要だ。

※引用の強調は引用者による。

サラリーマンがハイリスクなのではなくサラリーマン的な考え方がハイリスク
瀧本哲史『僕は君たちに武器を配りたい』(講談社 2011) を読んだ。 「日本は疲弊している、先は暗い」という論調なので出版年を見ると...

【時給労働の本質を読み解くための一冊】

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