サラリーマン時代は「早期退職+セミリタイア」のために貯金に励んできた。
しかし、早期退職という目標に達して、セミリタイア生活を送っている今、
「今さら、円預金が増えてどうする」
という心境になっている。
自分時間の大切さが身にしみる
「お金は健康な間に使わないと損だな」と思うようになっている。
つまり「円預金が増えたら負けかな」、と。
会社を退職後、最近は新年を迎えるたびに、金融資産(貯蓄)の数字よりも「人生の残り時間」が気になるようになった。
金銭の収入を増やすことはできるが、時間は増えない(確実に減っていく)。
だから、使える間に使っておかないと損だ。
平均寿命が90歳まで伸びると仮定しても、残り時間はあと40年ほどだ。
若い頃は1年1年が長かったが、人生後半の40年なんて、あっという間じゃないかと思う。
お金を稼ぐために長い時間を費やしたり、貯金に励んでいる場合ではない。
貯金しか知らないと老後に苦労する
もうひとつ「円預金が増えたら負け」と思う理由は、
「”貯金”しかお金の使い方を知らないと、老後に苦労する」と思うからだ。
稼いだお金を銀行口座に放り込んでおくことしか知らないと、お金の使い方(特に投資)を知らないまま、年だけ取ることになる。
お金の使い方を知らないまま、ヘタなまま年だけ取るとどうなるか。
振り込め詐欺や変な金融商品の購入といった形で「他人にお金を貢ぐ」か、「莫大な遺産を残して死ぬ」か、どちらかになる。
参照:<高利回り>高齢者を狙い撃ちする「外貨建て保険」(2017.1.16 毎日新聞)
わたしはどちらもイヤだ。
自分の自由時間を最大化して、好きなときに好きなことにお金を使いたい。