人間の「運」とは何か?
どうすれば「幸運」といえる状態になるのか?
「運」について興味があったので『ゲッターズ飯田の運の鍛え方』(ゲッターズ飯田(著),朝日新聞出版,2015)を読んでみた。
占い師が書いた本なので「占いの本」かと思っていた。
が、「まっとうな生き方をすれば運は良くなる」と説く、けっこう実利的な本だ。
たとえ「友達・お金・夢・個性・自己主張」を持っていなくても大丈夫。
幸せの「常識」を違え
「運がいい」「幸運」というのは一般的には「幸せ」が続くことだ。
しかし、本書では次のように「幸せ」の常識を疑えという。
- 友達は大切?
- お金があれば幸せ?
- 夢を持たなきゃいけない?
- 個性がないとダメ?
- 自己主張しないと生き残れない?
友達、お金、夢などを「持っていれば幸せになれる」と思っているが、本当に幸せになれるのか?
逆に、友達ナシ、金ナシ、夢ナシなら不幸なのか?
幸せの常識を疑え。
結論は、友達・お金・夢・個性・自己主張、、、持ってなくても大丈夫。
持たなくても生きられる
例えば「個性がない」と悩んでいる人に、著者はこう答える。
個性がなくても、「役割」があればいい。
それをコツコツと続けていればいいのです。
p.21
友人・お金・夢などステレオタイプな「幸福」を追い求めて疲れている人は(占いを信じていなくても)一読の価値がある。