確定申告でe-Taxを使いたいけど、「マイナンバーカード」や「ICカードリーダライタ」を用意するのが面倒という人に朗報だ\(^O^)/。
平成31(2019)年1月から「e-Tax利用の簡便化」が始まる。
期間限定ながら、e-Taxで確定申告するときに「マイナンバーカード」や「ICカードリーダライタ」が不要になるのだ。
▼参照動画:「e-Tax利用の簡便化」(YouTube, 国税庁動画チャンネル)
e-Taxの簡便化とは
上記の国税庁の動画によると、2019年1月からe-Taxは次の3方式になる。
- 現行方式
- マイナンバーカード方式
- ID・パスワード方式
「現行方式」とは従来のe-Taxの方式だ。
「マイナンバーカード方式」とは、マイナンバーを利用することで、「従来方式」で提出が必要な「電子申告・納税等開始届出書」が提出不要となったり、「ID・パスワード」が不要(マイナンバーのパスワードで代用)となったりする。
ただし、「マイナンバーカード」を取得したり「ICカードリーダライタ」の購入が必要となったりするので、面倒でカネがかかる。
しかし、3つめの「ID・パスワード方式」は、e-Taxの利用に「マイナンバーカード」と「ICカードリーダライタ」が不要な方式だ。
ID・パスワード方式
「ID・パスワード方式」では、「マイナンバーカード」と「ICリーダライタ」を使わずに、自宅からe-Taxで確定申告書を送信できる。
「ID・パスワード方式」を利用するには「税務署で本人確認」が必要となる(なりすまし対策のため)。
税務署で本人確認書類(運転免許証など)を提示してe-Taxの「ID・パスワード」を取得する。
確定申告は国税庁のサイト「確定申告書作成コーナー」で作成して、税務署で受け取った「ID・パスワード」を使用してe-Taxで送信する。
「マイナンバーカード」と「ICリーダライタ」を持ってなくてもe-Taxで確定申告できる。
3年間の暫定措置
ただし、「ID・パスワード方式」はおおむね3年間の暫定的対応だ。
将来的には廃止されて「マイナンバーカード方式」となるのだろう。
しかし、「ID・パスワード方式」を利用すれば、2019年からおおむね3年間は「マイナンバーカード」と「ICカードリーダライタ」がなくてもe-Taxで確定申告が可能だ。
参照【平成31年1月開始】e-Tax利用の簡便化に向けて準備を進めています|e-Tax(国税庁)
平成31年1月から利用開始が予定されている個人納税者のe-Tax利用の簡便化についてご紹介した動画「e-Tax利用の簡便化」を国税庁ホームページに掲載しています。是非ご覧ください。https://t.co/5GR0ECL1eZ pic.twitter.com/gX7Wj47suI
— 国税庁 (@NTA_Japan) 2018年4月6日