「損益など気にしない」ソフトバンク“孫氏の兵法”(2019.11.18 毎日新聞)
という記事を読んだ。
ソフトバンクグループ(9984)の2019年9月の中間決算で営業損益が155億円の赤字になったという記事だ。
が、上記記事によると孫正義(会長兼社長)は赤字は気にしてないという。
孫氏は「私は会計上の売上高とか営業利益、純利益などに目線を置いて、もはや経営していない」と発言。「何を目指しているかというと、株主価値だ。株主価値は投資会社として生まれ変わったSBGにとって、重要なものさしだ」と、力を込めた。
収支の赤字は気にせず株主価値(純資産額)を増やす考え方って、セミリタイア投資家と同じじゃないか、と思った。
孫氏の言う株主価値とは、グループ企業や投資先の株式の価値から負債を差し引いた金額だ。
自由なら家計は赤字でもいい
わたしの家計も、最近は黒字だが退職してからしばらくは「赤字」だった。
が、もともと「貯蓄取崩し」で生活するつもりだったので、赤字でもまったく気にしなかった。
一方、株価は2012年末頃から「アベノミクス」で急上昇して、資産総額は増えていった。
家計は赤字だが資産は増えていくという「孫正義の経営手法」みたいだ。
借金はしない
「孫正義の経営手法はセミリタイア投資家と同じ」と書いたが、異なるのは「セミリタイア生活では過剰な借金をしない」という点だ。
ソフトバンクグループの有利子負債は約16兆円もある(ソフトバンクグループ四半期報告書(2019年9月期)より)
参照有価証券報告書・四半期報告書(ソフトバンクグループ)
わたしの場合、借金といえばクレジットカードくらいだ。
もちろん一回払いばかりなので、利息はゼロ。
セミリタイア生活だから、ソフトバンクのように借金して投資するという超ハイリスクなことはできないし、したくない。