通帳の残高を見てニヤニヤしてるだけの人ほど金運が上がらぬ訳(2019.2.1 まぐまぐニュース!)
という記事を読んだ。
要約すると、「お金を貯め込んでいるだけでは増えない。適切に使えば増えていく」となる。
記事の筆者のプロフィールを見ると「高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男」とある。
「入ってきたら適切に使う」ことで、お金が入ってくる人生を手に入れたのだろう。
セミリタイアも、お金を貯め込んでいるだけでは実現は難しい。
じゃあ、入ってきたお金を何に使えばいいのか?
わたしの場合は「本と株」だった。
お金の本質を本で学ぶ
サラリーマンになったばかりの20代前半は、給与・賞与の支給日に銀行のATMで残高照会して、増えている残高に「ニヤニヤ」する日々だった(当時はまだネットバンキングがなかった(笑))。
ニヤニヤしているだけではなく、お金のことを本で学んだ。
具体的にどんな本を読んできたのかは当ブログの「読書記録」を参照してほしい。
20代はまだ「株」には手を出していなかった。
家計の黒字はほぼすべて「銀行預金」となった。
貯金をしながら、本で「お金」について学ぶ日々が続いた。
そして投資へ
30代前半にネット証券に口座を開設して、本格的に株式投資を開始した。
投資について学ぶには、投資本を読むだけでなく実際に投資してみるのが一番手っ取り早い。
もちろん、株式投資の良書を読まなければならないが。
セミリタイアしてからわかったことだが、「セミリタイアに株式投資は必須」だと実感している。
理由は「資産が増える可能性がある」からだ。
貯金が減らないセミリタイア
セミリタイア資金が銀行預金だけだと、家計が赤字になると減っていく一方となる。
家計の赤字を防ぎ、黒字にするには「働く」のが一番手っ取り早い。
だがしかし、家計の黒字のために労働時間を増やすのなら、何のためにセミリタイアしたのかわからない。
セミリタイア生活の最優先事項は「自由時間の最大化」だ。
収入増のために労働時間を増やして自由時間が減ってしまうのなら、それはもはや「セミリタイア」ではなく「サラリーマン」だ。
株価が下がったらどうするか
株式投資には「資産が減っていくだけの生活」を防止する効果、つまりサラリーマンに戻らずにすむ効果がある。
もちろん、株価が下がれば家計が黒字でも資産が減る危険性はある。
しかし、「株価が下がったから資産が減ったのだ」と納得できる。
株式投資に回すのは全金融資産の一部にするなど、株価が下がっても将来の家計に影響が出ないようなポートフォリオを組めばいい。