怒りがわいたら、ブチ切れて外に吐き出すよりガマンした方が健康にいい。
『怒らなければすべて健康――自律神経の乱れが人生をおかしくする』(小林 弘幸(著), 祥伝社黄金文庫, 2017)を読んで知った。
「怒りはガマンせずに吐き出した方がいい」
と思っていたので目からウロコだ。
わたしは怒りがわいても表に出さずガマンするタイプなので、正しく怒りを処理してきたんだな(笑)。
怒りを吐き出しても何もいいことない
本書は「怒り」が心身に及ぼす悪影響を「これでもか」というほど多数紹介している。
「怒り」は「病気のリスクを上げ、老化を促進する」のだ。
「怒り」がわいてきて、ガマンせず吐き出す(怒鳴るなどする)とどうなるか。
「交感神経の乱れ」がなかなかおさまらなくなるのだ。
よく、怒りを吐き出したほうがいいといいますが、吐き出すと交感神経が長時間乱れる原因になります。 吐き出さずにグッと我慢すると、一時的に交感神経は乱れても、すぐに副交感神経も働いて、バランスが戻るのです。
怒りを吐き出さずガマンすると、副交感神経が交感神経の乱れを抑えて、怒りが(吐き出すよりも)早くおさまる。
要するに「怒りを吐き出す」というのは「病気になりやすくなり寿命を短くする」だけなのだ。
あと、「人間関係を悪化させる」という効果があり、結果的に「人生を棒に振るリスク」を上げる。
怒りをすぐに消す方法
本書には怒りがわいてきてもすぐに消す方法も多数紹介されている。
わたしが本書で初めて知った「怒り解消法」は「水を飲む」だ。
水には「怒り」だけでなく「緊張」を解消する効果もある。
水を飲むと緊張がほぐれ、副交感神経の働きがよくなる。
水を飲むことで胃腸が刺激され、副交感神経の働きがよくなって、過剰になっている交感神経を抑えるのです。
今後は、怒りがわいてきたり緊張したりすると水を飲むことにする。
まとめ
40代で会社を早期退職してセミリタイア生活に入ると、サラリーマン時代に比べて「怒る」というケースは1万分の1以下になるがゼロにはならないので、本書の「怒り解消法」は実践していきたい。