・現金より、ポイントが還元されるクレジットカードがお得!
・電子マネーでポイントを四重取りできる、電子マネーを持たないと損!
と、よく言われるが、本当に「お得」なのだろうか?現金で買い物をすると損なのだろうか?
現金払いは痛みを伴う
現金で支払うとお金が出て行く痛みを伴う。10万円の商品を買うとき、1万円札を10枚払う場合と、カードで払う場合とでは、現金のほうが痛みははるかに大きい。よって安易に買い物をすることをためらう。場合によっては買うこと自体を止めてしまうかもしれない。
現金が出て行く痛みを味わいたくない、よって使わない。この「使わない」ことによる貯蓄はポイント以上の効果がある。「使わない」ことが最強の「お得」なのだ。
ポイントとは発行業者への無利子融資
実例として楽天の有価証券報告書(平成24年1月1日-12月31日)の貸借対照表にはポイントが負債として計上されている。
誰が貸しているかといえば、楽天スーパーポイントを持っている消費者だ。ポイントはいくら持っていても金利がつかない。金利を払わない分、発行業者は有利に資金調達を行える。無利子で他人に金を貸すことのどこが「お得」なのだろうか?
ポイント獲得が目的化する恐怖
ポイントがたくさんつくキャンペーン中にまとめ買いして「お得」になった気分になるのが一番怖い。現金払いだと、そんなに買うだろうか?と冷静になって考えた方がいい。今持っているポイントは、本来財布の中に残っているべき現金ではないのか?
泣いて借金するよりも、いつもニコニコ現金払い
わたしの座右の銘だ。今はカードが当たり前の社会なので100%現金で払うのはほぼ不可能だ。しかし、現金のありがたみを毎日感じないと、お金はどんどん出て行ってしまう。金融資産の構築なんて夢のまた夢になる。消費で借金することは恥ずかしいこと※、くらいの気持ちで十分だ。
※事業で借金するのは全然かまわないし、むしろすべきだと思う。