3%の物価上昇率が続いた場合、20年後に1000万円は553万円に減る!(2023.3.26 DIAMOND online)
という記事を読んだ。
資産が「日本円の預金だけ」だとインフレが長期間続いたら価値がどんどん下がるので、投資信託などへの分散投資で利回りを上げることを考えた方がいい、という記事だ。
記事の中で、日本円の価値が下がる例として、
たとえば、毎年物価上昇率が3%で推移した場合で計算してみましょう(下図)。仮に1000万円の現金を持っているとすると、現在を基準とした実質的な価値は10年後にマイナス25・6%、20年後にはマイナス44・7%となり、ほぼ半減してしまうことになります。
という試算が示されていた。
なぜ、3%の物価上昇率が20年続くと現金の価値が半減するのか?
現金の価値減少を計算
年3%の物価上昇率が20年続いた場合、20年後の物価は、
1.0320 = 1.806
となり、現在の約1.8倍となる。
「年3%の値上がりが雪だるま式に20回続く」ことになる。
1,000万円が500万円ほどになる
よって、現在の1,000万円は20年後には、
1,000 万円 ÷ 1.0320 = 553.67 万円
に減少してしまう。
(物価が1.8倍(≒1.0320)になるから、1,000万を1.8で割るという計算になる)
1,000万円の現金が20年後には現在の価値で553万円に減ってしまう。
減少を食い止めるには「利回り」を上げるしかない。
ちなみに、わたしは次のように分散投資している(2022年12月末時点)。
2022年度末時点の金融資産ポートフォリオは次のようになった。