実家暮らしで45歳まで大手企業勤務で貯金しまくれば早期リタイア可能?

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夜の高層ビル群

以前に書いた記事「45歳で退職し、月10万円ずつ貯金を取り崩して生きる『れんげ荘』」が実現可能かもう少しリアルな数値で再度シミュレーションしてみた。

小説『れんげ荘』の主人公のプロフィールは、

  • 45歳独身女性
  • 東京都内の広告代理店勤務
  • 実家暮らし

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45歳で早期退職する

主人公のキョウコは、45歳で会社を退職して実家を出て家賃が月3万円の安アパート「れんげ荘」に引っ越した。

生活費は月10万円を預金から取り崩す。

目標は「80歳まで生きのびる」こと。

仮に、45歳の誕生月に退職して80歳の誕生月に寿命を迎えるとすると、必要な金額は、

(80 – 45) × 120 (万円/年) = 4,200 万円

となる。

4,200万円という金額は、年間200万円程度を貯金していけば45歳までに貯まるだろう。

勤務先が大手企業で、かつ実家暮らしで低コスト生活だったら余裕だ。

もし幸運なことに4,200万円を上回っていたら、超過分は予備費として別途貯金しておく(5,000万円あれば予備費は800万円)。

いくらあれば安心できるのか

生活費を4,200万円として、早期リタイア希望者の定番アプリ「逃げ切り計算機」で「金利 = 0.3%、インフレ率 = 2%、65歳から月8万円年金受給」として計算すると、次のようになった。金利はネット銀行の定期預金レベル。

現在の年齢45歳
現在の貯蓄額4200万円
年間利息0.3%
年金支給開始までの年間支出額120万円
年金受給開始後からの年間支出額120万円
年金受給開始年齢65歳
受給年金の月額8万円
年間インフレ率2%
受給年金額のインフレ連動「する」
の条件でシミュレートします。


=>(利息12 支出120)=>46歳で4092万円=>(利息12 支出122)=>47歳で3981万円=>(利息9 支出124)=>48歳で3865万円=>(利息9 支出127)=>49歳で3747万円=>(利息9 支出129)=>50歳で3626万円=>(利息9 支出132)=>51歳で3503万円=>(利息9 支出135)=>52歳で3376万円=>(利息9 支出137)=>53歳で3248万円=>(利息9 支出140)=>54歳で3116万円=>(利息9 支出143)=>55歳で2982万円=>(利息6 支出146)=>56歳で2841万円=>(利息6 支出149)=>57歳で2698万円=>(利息6 支出152)=>58歳で2552万円=>(利息6 支出155)=>59歳で2403万円=>(利息6 支出158)=>60歳で2250万円=>(利息6 支出161)=>61歳で2095万円=>(利息6 支出164)=>62歳で1936万円=>(利息3 支出168)=>63歳で1771万円=>(利息3 支出171)=>64歳で1603万円=>(利息3 支出174)=>65歳で1431万円【年金受給開始】=>(利息3 支出178 年金142)=>66歳で1398万円=>(利息3 支出181 年金145)=>67歳で1365万円=>(利息3 支出185 年金148)=>68歳で1331万円=>(利息3 支出189 年金151)=>69歳で1296万円=>(利息3 支出193 年金154)=>70歳で1260万円=>(利息3 支出196 年金157)=>71歳で1224万円=>(利息3 支出200 年金160)=>72歳で1187万円=>(利息3 支出204 年金163)=>73歳で1149万円=>(利息3 支出208 年金167)=>74歳で1110万円=>(利息3 支出213 年金170)=>75歳で1070万円=>(利息3 支出217 年金173)=>76歳で1030万円=>(利息3 支出221 年金177)=>77歳で989万円=>(利息0 支出226 年金180)=>78歳で943万円=>(利息0 支出230 年金184)=>79歳で897万円=>(利息0 支出235 年金188)=>80歳で850万円=>(利息0 支出239 年金191)=>81歳で802万円=>(利息0 支出244 年金195)=>82歳で753万円=>(利息0 支出249 年金199)=>83歳で703万円=>(利息0 支出254 年金203)=>84歳で652万円=>(利息0 支出259 年金207)=>85歳で600万円=>(利息0 支出264 年金211)=>86歳で547万円=>(利息0 支出270 年金216)=>87歳で493万円=>(利息0 支出275 年金220)=>88歳で438万円=>(利息0 支出281 年金224)=>89歳で382万円=>(利息0 支出286 年金229)=>90歳で325万円=>(利息0 支出292 年金234)=>91歳で266万円=>(利息0 支出298 年金238)=>92歳で206万円=>(利息0 支出304 年金243)=>93歳で145万円=>(利息0 支出310 年金248)=>94歳で83万円=>(利息0 支出316 年金253)=>95歳で20万円=>(利息0 支出322 年金258)=>96歳で-44万円


試算の結果、あなたは、95歳までは生きられそうです

0.3%という金利は少なめに見積もっているし、インフレ率が何十年も2%というのもあり得ないと思うので、実際の金利上昇分やインフレ率の低下分を貯蓄に回せば100歳くらいまで長生きできそうだ。

「生活費は月10万円+健康」を厳守して、余ったお金で遊べば、そこそこ幸せな早期リタイア生活が送れるのではないか。

月10万円を厳守する、という生活自体をゲームとして楽しめればしめたもの。

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