すべてのビジネス書のたね本?マルクス『賃労働と資本』

シェアする

スポンサーリンク

就職して数年たった頃に読んだ、マルクス著『賃労働と資本 (岩波文庫)』。

中身に驚いた。

以前に読んだビジネス書はすべて、この本と同じようなことが書いてあったからだ。

現代のビジネス書とはすべてマルクスの説の焼き直しや言い換え?と思った。

スポンサーリンク

マルクスが予言したサラリーマンの本質

就職して「ビジネスマン」になったつもりだったのだが、マルクスから「あのなぁ、サラリーマンってビジネスマンとちゃうで。取替えのきく時間販売業者やで」と言われているように思えた。

マルクスは本書で「労働者とはこんな人」と言っている。

「サラリーマンは単に時間を切り売りしているだけ」

「就職活動とは、自分の時間の買い手を見つけること」

「分業がすすめば、仕事量は増えて、賃金が下がる」

「機械の導入で高給取りおじさんはクビになり、低賃金の若者や女性に置き換えられる」

「資本の利子は、資本が増大するほど低下する→資産が少なければ金利では食べていけなくなり、労働者に転落する」

読んでびっくりした。

まさに、現代のサラリーマン社会そのものじゃないか。

「夢は正社員」という絶望

この本のとおりなら、サラリーマンに夢も希望も持てない。

効率化したり、生産性を上げても給料が下がったり、解雇される可能性もあるのだから。

生産性向上に貢献した見返りが解雇?

本書は「サラリーマンとして働くとはどういうことなのか」を考える上で非常に勉強になった本だ。

ふつうのビジネス書(約1,500円)の1/3近い値段で、ページ数も少ないのも魅力だ。

新人研修でマルクスの本をテキストにしたらビジネスの本質を短時間で理解できるのに……といってもこの本をテキストに採用する企業なんてないか。

スポンサーリンク

シェアする

    関連コンテンツ

    twitterをフォローする
    twitterをフォローする

    ブログを購読する
    ブログを購読する

    follow us in feedly RSS