正月三が日はゆっくり読書できると思っていたが、外出したり録画しておいたテレビを観たりと、ゆっくり読書できる時間があまりなかった。そんな多忙(?)な中に読んだ本。
■細野真宏著『細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!』
数学的思考力とは「論理的に説明できる力」。問題が解けないと数学を面白いとは思わない。だから問題を解くために最小限の公式の暗記は必要。
■ランディ・パウシュ著『最後の授業 ぼくの命があるうちに (SB文庫)』
膵臓癌のため46歳の時に「余命数ヶ月」と宣告された大学教授の最後の講義。
■網野善彦著『歴史を考えるヒント (新潮文庫)』
「日本」という国号の起源と、その言葉に込められた意味とは。
■ニーチェ著『善悪の彼岸 (光文社古典新訳文庫)』
哲学書というより格言集として読んだ。
個人の狂気はかなり稀なものである。―――しかし集団、党派、民族、時代となると、狂っているのがつねなのだ。
■『Jensheits von Gut und Böse』
『善悪の彼岸 (光文社古典新訳文庫)』の原書(ドイツ語)。
■若田部昌澄著『もうダマされないための経済学講義 (光文社新書)』
戦後の日本が高度経済成長できた理由……学術的には「よくわからない」そうだ。官僚が主導したというのはウソみたいだ。
■久保田淳、吉野朋美 校注『西行全歌集 (岩波文庫)』
西行の短歌約2300首を集めた歌集。
世を捨つる人はまことに捨つるかは捨てぬ人こそ捨つるなりけれ(西行法師歌集137)