国税庁作成の動画
あなたのインターネット取引、確定申告していますか(YouTube)
を見た。
あらすじは、2人の主婦が趣味で始めた「ビジネス」が大ヒットしたのに、収益を確定申告せず放置していてエラい目に遭うという話だ。
趣味ではじめたブログやネットオークションで収入が発生したら、たとえ少額でも確定申告しましょう。
さもないと、税務署が察知して自宅に税務調査にやってきて、申告もれがあったらペナルティを科される。
それでは、動画のストーリーを説明していく。
ネットオークションの収入を無申告
- 趣味で造花を作ってオークションに出品したら大ヒット
- 出品点数が多くなる
- 税務署が気付く「こんなにたくさん取引があるのに確定申告していないのはおかしい」
- 自宅に税務調査が入る
ブログのバナー広告収入を無申告
- 専業主婦が趣味ではじめたブログが大ヒット
- バナー広告の掲載を依頼される
- 広告収入が高額になる
- 税務署が気付く「ブログランキングで上位にいてバナー広告を貼っているのに確定申告していないのはおかしい」
- 自宅に税務調査が入る「5年間で得た広告収入900万円については確定申告していただく必要があります」
- 延滞税、重加算税を徴収された上に、配偶者控除も取り消され、夫も追徴課税される
この動画のメッセージは、
- 税務署はちゃんと監視している
- 税務署は怖い
- 収入が高額になってきたら確定申告しろ
ということだ。
具体的に収入がいくらなら申告すべきなのかはこの動画ではわからないが「小遣い稼ぎ」とはいえなくなってきたら申告すべきだろう。
副業の年収180万円がポイント?
動画では「5年間で900万円」の無申告で税務調査に入っていた。年収なら180万円だ。つまり、
「副業の年収が100万円台でも税務調査の可能性がある」
ということだろうか?
金額の大小にかかわらず確定申告
わたしは、金額の大小にかかわらず、確定申告はしておくべき、と考える。
平成26年1月から、白色申告の「帳簿記帳&保存」が義務化された。
ネットの取引の年収は年末にならないとわからない。
高額になってから慌てて収支を集計するより、ネット収入が1円でもあれば帳簿を作って収支を管理しておいた方がいい。
ちゃんと確定申告して申告内容の誤りを指摘されるより、無申告のほうが罪は重そうだ。
法律の世界では「知らなかった」というのは通用しない。
もし、ブログが大ヒットした「有名ブロガー」が無申告だったら、最悪、テレビや新聞で「有名ブロガー脱税」と報道され、大きく傷つくことになるかもしれない。
おすすめの確定申告ソフト
わたしは確定申告ソフトとして「MFクラウド会計」を使用している。
クレジットカードの利用明細やネット通販(Amazonや楽天など)の購入履歴を取り込んで、仕訳してくれる。
ラクに確定申告できそうなので選んだ。
仕訳件数が月15件までなら、無料で利用できる。
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