山崎寿人『年収100万円の豊かな節約生活術 』が文庫になっていた。
単行本の内容に「それからの僕」という、出版後の後日談を追加したもの。
本書を読めば、「無理して働かなくても、そこそこ貯金があればなんとかなるもんだ」と思う。
年100万円で生きる
著者は東大卒業後、某酒類メーカーに就職するが30歳で退職、プータローを20年以上続ける。
ペンネームから想像すると「山崎」「寿」という言葉と関係がある大手酒造メーカーかな?
プータロー生活の資金は、親が遺したマンションの賃貸料。その後、マンションを売却したお金を取り崩しながら生活している。
年収は100万円。生活費(変動費)は月3万円でやりくりしている。
月3万円でやっていける大きな要因は「低コストで料理ができるスキル」を持っていることだ。
料理研究家としてやっていけるほど料理が素晴らしい。
こんな低コストでこんなおいしそうな料理ができるの??と感心する。
低コストで生きる技術
もし仕事をしていてこの生活ができれば、お金を相当貯め込めるのではないかと思うが、プータローという「時間資源」があり余っている状態だからこそできる低コスト生活だ。
手持ちの時間を「価値」に変換することができれば、そんなにお金はいらないんだな~。
逆に、多忙なサラリーマンは自由時間がないので、ほとんどのことをお金で解決しなければならない。
最終章は本を出版した後の著者の生活を描く。本が売れて有名になり、モテモテになって印税が入ってフトコロもウハウハとなっているのか?
詳細は本書で。
※上記は2014年7月27日現在の情報です。