「10年後、20年後に自由になれたらいい」では後悔する

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大塚寿『40代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則』を読んだ。

リタイアした人が「40代にやっておけばよかった」と後悔していることを50個挙げている。

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40代最大の後悔とは

本書の「50の後悔」の中で、わたしが「回避できてよかった」と思える後悔は、

未来の成功より「今日一日」を大切にすればよかった

だ。

常に10年後とか20年後とかの目標設定をして、「なりたい自分」の世界に生きているので、今を生きていない、それってある意味不幸ですよね

本書p.58

40代なら定年まで最長で約20年。

「40~59歳の20年を犠牲にして、60代以降は自由に楽しもう」

という考え方はできなかった。

たぶん、60代以降も楽しくない人生になるだろうから。

リタイアの永久先延ばしは嫌だった

60歳以降も、

「60~69歳の10年を犠牲にして、70代以降は自由に楽しもう」

70歳になったら、

「70~79歳の10年間を犠牲……」

(以下続く)

と言っているのは目に見えている。

サラリーマンを20年近くやると「言い訳して決断を先延ばし」して「検討中」「保留」とすることにかけてはプロ級となる。検討している時間なんて残されてないのに。

現在の40代は「今を我慢すれば将来はいいことある」と教えられて、信じている最後の世代だと思うが、そんな法則は存在しない。「一生我慢し続けて終わる」という可能性もある。楽しみは自分で今すぐ作らないと誰も作ってくれないし、楽しめるのは「今日」しかない。

そうはいっても、やはり貯金はある程度あった方がいい。自由時間ができても毎日お金の心配ばかりするのは精神衛生上よくない。「100%安心できる金額」を貯めるのは不可能なので、どこかで妥協するしかないが。

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