退職して3年たつのにキャッシュ残高が11%増

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会社を辞める前、「退職したら毎年チビチビ貯金を取崩してキャッシュが減っていくんだろうな」と思っていたが、実際は逆だった。

キャッシュ残高について、退職した年(2011年)の年末時点の残高と、3年経過した2014年末とを比較したら、10.99%キャッシュが増えていた。

生活費を稼ぐためにストレスに耐えていたサラリーマン生活は一体何だったのか、、、そんなに働かなくてもキャッシュは増えるじゃないか。「フルタイム+残業」なんか必要ない。「マイペース+節約」でいいんだ。あと、好きな本が読めて、午後に眠くなったら昼寝して、明るいうちに風呂に入る日々があればOK。

ここでいう「キャッシュ」というのは、現預金、円建MMF、MRF、個人向け国債といった円建て資産を指す。

退職後3年経過してキャッシュが増えていることを、どう評価すべきか。

「現金が増えたのだからキャッシュフローは良好だということだ、めでたしめでたし」と喜ぶべきなのか。

「アベノミクスというチャンスがあるのだからもっとリスク資産に回すべきだ、死に金を作るべきではない」と悔やむべきなのか。株や投資信託のような「リスク資産」も一応24%ほど増えているが「もっと増やせたのではないか」という後悔だ。

いやいや、ここで欲をかいてはいけない。先はまだ長い、たぶん。

リスク資産を増やすことを迷っている理由は最近の低金利だ。長期金利(日本国債10年物)が0.2%台という、史上最低レベルになっている。大きな原因は日銀の金融緩和だ。

日本だけでなく海外の国債金利も下がっている。米国債10年物は一時2%を切っていた。

参考:金利/債券 (ブルームバーグ)

金利が伸びないのは、魅力的な投資先がないことだと思っている。

ニュースでは「低金利だから住宅ローン金利が下がってマイホーム購入に追い風」というとんでもない報道をしている。本当に罪作りだと思う。「低金利だから不動産投資が有利」という理論が成り立つなら誰も苦労しない。

しばらくは「キャッシュで持っておくのが一番無難」ということのなのか。

先は長い。ゆっくり考えよう。

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