親と同じ銀行に口座を開いて信用を積み立てる

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菅井敏之『家族のお金が増えるのは、どっち!?』(アスコム 2015 5刷) を読んだ。

金融資産の増やし方のノウハウ書だが、自分一人でがんばるのではなく「親子」「夫婦」などの「家族」で金融資産を増やすことを目指す

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お金を増やすためのキーパーソンは「親」

本書によると、金融資産を増やすうえで特に重要な家族は「」だ。

なぜなら、日本人の個人金融資産の7割近くを60歳以上の人が保有しているからだ。

「家計調査」(総務省統計局 2013年)によると、年代別の保有資産割合は次のとおり。

30代未満:0.3%
30代:4.5%
40代:11.2%
50代:16.7%
60代:33.0%
70代以上:34.3%

30代~50代の現役働き盛りの資産の合計は、個人金融資産の32.4%にすぎない。

現役世代はほとんどみんな金欠」なのだ。

金欠の上にマイホーム、保険、クルマ、子どもの教育費などの大きな出費や、住宅ローンのような長期債務もあるので、自由になるお金はほとんどないだろう。

となると、60代以上の「親」と一緒に金融資産を増やすことを考えたほうが「ラク」だ。

親と同じ銀行に口座を開く

本書では家族と「連結」で金融資産を増やすノウハウが24個紹介されている。

早速わたしがやったのが、「親子で同じ銀行をつかう」だ。

本書では「地元の信用金庫」をすすめている。

親子で同じ信用金庫を使うのだ。なぜなら、

親の信用をそのまま「引き継ぐ」ことができるのですから。

(中略)

銀行側からすれば、どこのだれかわからない人よりも、「あぁ、○○さんの息子さんですか」というほうが、圧倒的に大切にしてくれます。

とくに信用金庫は、そういう「つながり」を大切にしています。

p.47

本書を読んだあと、さっそく親と同じ某金融機関を使い始めた。手持ちの貯金で「地縁」をつくる戦略だ。

ネット銀行から定期的にお金を振り込んで「信用」を積み立てていこうと思う。

確かに、「あぁ、○○さんの息子さんですか(^^)」と言ってもらったほうが「ラク」に信用と貯金が増えていきそうだ。

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