わたしが早期退職しよう、と思った時に感じた3つの大きなハードルは、
- お金
- 時間
- 世間体
だった。
これら、3大ハードルを超える方法を考えてみた。
ハードルを超えるには「覚悟」があればいい。
「覚悟」があれば、早期退職後でもお金に困らないし、自由な時間を楽しめるし、世間体も気にならない。
ハードル1:お金
早期退職をためらう一番大きな理由は「お金」だ。
退職後の生活費をまかなうだけの貯金があるのか。
わたしも退職前には「逃げ切り計算機」で何回もシミュレーションした。
平均寿命まで「貯金+年金」で逃げきれるかどうか確認した。
ただ、シミュレーションを何回やっていい結果が出ても「死ぬ前に無一文になって、生活保護が必要になったりしないだろうか」という心配は消えない。
ハードル2:時間
退職後は自由な時間をたくさん持てる。
自由なのはいいが、「ヒマ」ともいえる。
毎日、何をやればいいのだろう。
サラリーマン時代は何をやるかはすべて会社が決めてくれた。
退職後はすべて自分で決めないといけない。
他人にコントロールされる「不自由」に慣れているサラリーマンにとっては、「自由」というのは意外にストレスがたまる。
ハードル3:世間体
退職して、特に何もしなければ「無職」となる。
ずっと「サラリーマン」という肩書を持っていると「無職」となることにすごく抵抗がある。
他人の目も気になる。
近所の人から「無職」と、後ろ指をさされないだろうか。
「肩身の狭い思いをしなければならないのか」、と心配になる。
わたしの場合、退職後に開業届を税務署に提出して「自営業」となったが、他人から見れば「無職」と「自営業」の区別はつかない。
大丈夫?
覚悟
覚悟とは何か?
それは、
- 無一文になる覚悟
- ヒマでヒマで何もすることがない覚悟
- 他人から後ろ指をさされる覚悟
だ。
覚悟を持てばどうなるかといえば「頑張らなくなる」というプレゼントがもらえる。
「無一文になる覚悟」があれば、お金を稼ぐために頑張らなくなる。
「ヒマでヒマで何もすることがない覚悟」があれば、頑張らずに何もしない時間を楽しむことができる。
「他人から後ろ指をさされる覚悟」があれば、他人に反論することに頑張らなくなる。
結局、覚悟した心配事は実現しなくなる。
ハードルだと思いこんでいたことは、実は自分の脳内にだけ存在する「妄想」に過ぎないことがわかる。