バブル経験者ほど危ない? あなたの“隠れ貧困”度をチェック!〈dot.〉 (2016.4.16 dot.)
という記事を読んだ。
「隠れ貧困」とは
パット見には人並みの生活でも、なぜか貯金ができず、将来が不安だという世帯を指す。
と定義している。
「大企業の正社員で、家族がいて、郊外のマイホームに住んで、クルマがあって、休日には家族でレジャーや旅行を楽しんでいる」ような、「絵に描いたように幸せそうなサラリーマン家庭」のことだろうか。
クルマ、定期的な海外旅行、マイホーム、過剰な教育、、、。
「人並み」を次々とお金で買うから、可処分所得が減って貯金ができない。
半分はネタだと思うが、暇つぶしに「隠れ貧困度チェック」をやってみた。
わたしは今はサラリーマンではないので、サラリーマン時代の消費行動も思い出しながらやってみた。
隠れ貧困度チェック
1.生活費は苦しいが、年1回の家族旅行はリッチに行きたい……No
2.月に3回以上、自分にごほうびを贈る……No
3.給料日前でも、ママ友とのランチを断れない……No
4.子どもは3つ以上の塾・習い事をしている……No
5.子どもの教育費などは、親から援助してもらっている……No
6.住宅ローンを払い終わるのは、65歳以降だ……No
7.月々の生活費の赤字(年間30万円以上)を、ボーナスから補てんしている……No
8.生命保険は勧められるまま、3年ごとに見直しをしている……No
9.年間の貯蓄額より、保険料のほうが多い……No
10.貯蓄はない……No
全部”No”だった。
隠れ貧困度のYesの数を数えて「隠れ貧困度」を見てみる。
当てはまる項目が1~3個だった人は「隠れ貧困度10%」。健全な家計をキープしながら、次は、貯まる仕組みを作ろう。4~7個の人は「隠れ貧困度50%」で、このままでは貧困街道へまっしぐら。立ち止まって、家計の総チェックをする必要がありそうだ。8~10個の人は「隠れ貧困度80%以上」で、すでに隠れ貧困の可能性が? 家計の大改造が急務といえる。
わたしはゼロだったので0%だろう。
こんなことやっていて生活が成り立つ?
Yesが8~10個の「隠れ貧困度80%以上」の人なんて、本当にいるのだろうか?
- 家計は赤字の月が多いのに、連休はいつも家族で海外旅行へ行く
- 月に3回以上、大きな無駄遣いをする
- お金がないのに、ランチや飲み会に誘われたら断れない(費用はクレジットカードで?)
- 教育費は親から援助してもらって何とかまかなっている
- ボーナスの3割以上は生活費に消える
- 定年退職金は住宅ローンと相殺してチャラ、それでも完済できない
- 死にそうなほど生命保険にお金を使っている
- 貯金はない
あと、「家族全員が最新のスマホを持っている」というのも入れてもいいと思う。
でも、本当にこんな生活ができるのだろうか?
個人的には「ネタじゃないの?」と思えるほど放蕩三昧だ。
「隠れ貧困」からの脱出法
「隠れ貧困」から脱出するにはどうすればいいか?
まずは住宅ローンのような「大きな借金」を返すこと最優先にして債務を減らしていけば破綻の可能性は低くなるだろう。
「破綻」とか「破産」の原因はだたひとつ。
「借金の総額が資産の総額を上回ること」だ。
「無駄遣いしまくって家計が赤字になる」だけでは家計が破綻することはないし、破産もしない。
無理して支出を節約してストレスをためるより、「早く借金を返すこと」に集中した方がいいと思う。
借金がなくなれば理論的に「破綻」も「破産」もしなくなる。