セミリタイア生活やFIRE生活で一番怖いのは、
死ぬ前に貯蓄がゼロになってしまう
という事態だ。
「DIE WITH ZERO」ならぬ「ZERO BEFORE DIE」。
が、実際に「リタイア後に散財しまくって貯蓄がゼロになって人生詰む」というケースはかなりレアケースでは。
お金に働いてもらう
死ぬまで減らない「不老不死」の金融資産の作り方(2024.9.1 日本経済新聞)
という記事を読んで「死ぬ前に金融資産がゼロになることはまずない」と思った。
セミリタイアやFIREを実践している、あるいは目指している人は、ほとんどが上記記事で紹介している「不老不死」の金融資産を作っているからだ。
記事を超ざっくりと要約すると、「年金と金融資産のインカムゲイン(配当金・分配金等)で生活できれば、金融資産の元本がいくらになっても大丈夫」となる。
株価暴落で一時的に元本が減っても、配当金が入ってくるなら生活費を削る必要はない。
「株価が半分になったから配当金も半分にします(笑)」という企業はそんなにないだろう。
配当金はよほどの業績悪化でもない限り減ることはないと思う。
死ぬ前に貯金ゼロとなるケース
死ぬ前に貯金が尽きてしまうケースというのは、上記記事を読む限りではかなり「レア」だと感じた。
「貯蓄のほとんどが低金利の銀行預金」というケースが「ZERO BEFORE DIE」のリスクが高い。
例えば、貯金が5,000万円あっても、低金利だと毎年200万円ずつ取り崩していると約25年でゼロに近くなる。
物価高が続いて取り崩し額が膨らめば、25年未満でゼロになる可能性もある。
が、実際に金融資産のほとんどが現預金で「貯金が減る恐怖」に耐えながら取り崩しているケースなんてほとんどないのでは(精神的に不可能)。
※※
幸い、今は「NISA」や「iDeCo」など、金融資産を「不老不死」にできるチャンスがあるので、興味があれば勉強して納得した上で活用すればいい。