「NIKKEI STYLE」に掲載されている個人投資家紹介記事「七転び八起き」にならって、わたしの株式投資履歴を簡単に紹介してみたい。
今回は、ネット証券で株式投資を始めてから、会社を退職するまで。
いや~、色々あった。
しかし、「株式投資の期待利回りは5%だから、毎年5%ずつ金融資産が右肩上がりで増える」なんて、絶対ありませんから!
投資履歴
■2002年
インターネットバブル(ITバブル)崩壊後、株価が軒並み下がる。
「やっとサラリーマン風情の自分でも買える値段になってきた」と思い、ネット証券に口座を開いて、株式投資を開始する。
日本株は個別株、外国株はインデックスファンドで運用する。
■2003~2005年
小泉内閣の構造改革路線で株価が上がり始める。
日本株の個別株を中心に買い増していく。
外国株のインデックスファンドは積立で少しずつ増やす。
■2006年
「ライブドアショック」が発生する。
テレビのニュースで、老後資金をすべてライブドア株に突っ込んで途方に暮れているリタイアしたおじさんを見て「分散投資」の重要性を実感する。
わたしは幸い、ライブドア株は持っていなかったが、日経平均株価が1日で400円近く暴落したと記憶している。
保有している日本株が痛手を受けた。
この頃、会社で色々あって、「早期退職」を決断する。
■2008年
サブプライム危機が現実化して「リーマン・ショック」が発生する。
ライブドアショックとは比べものにならない株価の大暴落だった。
サラリーマンとして働いてためた貯金よりも、株価の下落による資産価値の減少のほうが大きいという異常な年となった。
会社で働いて給料やボーナスをもらっているのに、金融資産の総額が減っていくのは恐かった。
「株やってる奴って馬鹿なの?死ぬの?」と本気で思った。
■2009~2011年
リーマン・ショックで暴落した国内外の株を買う。
ETF、インデックスファンドを中心に、恐る恐る買い増していった。
2011年に、念願の早期退職を実行し、セミリタイア生活に突入して現在に至る。
参照:退職日当日を振り返る
わたしが平日の午後に昼寝している間にも、国内外の優良上場企業の社員が働いて配当を運んでくれていると思うと、感謝とともにワクワクする。
バブル崩壊で儲ける
自分の投資履歴を眺めてみると、「インターネットバブル」「リーマン・ショック」といった「バブル」の崩壊後に株を買い増している。
株を買うタイミングって、バブル崩壊直後ぐらいしかない。
ただ、バブル崩壊直後は「株は恐い」という思いが強いから、なかなか「株を買う」勇気が出ない。
そこをなんとか乗り越えて、少しずつでも買い増した。
バブル崩壊を「チャンス」ととらえて、勇気を出して株を買えるかどうかが「儲けられるかどうか」のポイントだと思う。
ただし、投資は自己責任で。