電車が動かないから会社を辞めた

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train

退職願を提出するする少し前、退職を「願望」から「現実」に変える事件が起こった。

「会社を辞めよう」と心に決めたものの、「辞める勇気」がなく、仕方なく通勤する日々が続いていた。

「次のボーナスが出たら辞めよう」

「早期退職制度ができて、割増退職金が出るなら辞めよう」

とか、セコいことを考えながら。

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辞められないのをお金のせいにしていた

今から思えば、「お金が足りないから辞められない」というのはウソだとわかった。

足りないのは「お金」でなく「勇気」正確には「自信がないから辞められない」だった。

自分の「自信」のなさを「お金」のせいにしていた。

「自信」があれば退職時の貯金の金額なんて3,000万円だろうが3億円だろうが、どうでもいいのに。

自信のなさをお金で埋めようとしても埋まらない。

そんな「辞めるのか、辞めないのかどっちやねん」という「残念な日々」がずっと続くと思っていたが、そうはならなかった。

電車が止まり、退職へ

ある日、満員電車に押し込められて通勤していると、突然電車が止まった。

先を走っている電車で何かトラブルが発生したようだったと記憶している(正確に思い出せない)。

とにかく、復旧のメドは立たず、電車で通勤するのは不可能だった。

仕方なく、途中の駅で降りて、バスで会社まで行くことにした。

バス停まで徒歩で向かっていると……。

頭の中で何かが「プチン」と切れた。

自分にウソをつく人生はイヤ

何かが切れた直後、「もうイヤイヤ会社に行くのは辞めよう」という思いで頭でいっぱいになった。

「毎日自分にウソをつく人生を終わらせよう」と思った。

バス停に向かうのをやめ、携帯のメールで上司に「今日は休みます」と連絡を入れて、その日は帰宅した。

電車が止まった日から、しばらく会社を休んだ。

その後、色々あって退職した。

今から思えば、電車が止まったことが「最後の一押し」となって会社を辞めることができたと確信している。

電車が止まってくれてありがとう。

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