びっくりした、iDeCo。
確定拠出年金(SBIベネフィット)の取引履歴をみたら、見慣れない取引があるのを見つけた。
毎月積み立てている投資信託の資産から「手数料」が差し引かれているのだ!
2017年4月から、投資信託を購入するときに手数料が徴収される、つまり「改悪」されるのか?
と、あわてたが、原因は「システム障害による手数料の二重徴収」のようだ。
障害の内容
正確には「事務委託手数料の二重徴収」だ。
確定拠出年金(SBIベネフィット)のミスを簡単に説明するとこうなる。
①国民年金基金連合会からの掛金データ取り込みに失敗して「掛金が支払われていない」と誤認識
②掛金を払ってねぇだとぉ!?じゃあ、その顧客の投資信託を勝手に売却して手数料にあてちゃえ
③その後、掛金がちゃんと支払われていたことが判明して、掛金から手数料を徴収
以上のように②と③の2回手数料が徴収された。
単なる二重徴収ではなく、投資信託の「口数」が手数料分だけ減少している。
積立掛金から手数料を徴収するのではなく、投資信託を売却する(取り崩す)形で手数料が徴収されているのだ。
投資信託を「購入」したのに「売却手数料」がかかるという、完全に矛盾したことになっているのだ。
なんじゃそりゃー。
誤徴収分の手数料は返ってくるのか
二重徴収された手数料(64円)は返ってくるのか。
通知によると、まだしばらく時間がかかりそうだ。
現在、過徴収された手数料については、お客様の年金資産に戻すための作業を関係機関とも調整しながら進めており、可能となり次第、お客様にお知らせの上、実施させていただく予定でおります。
関係機関と調整する必要なんてあるのか。
64円を返却するために、関係機関のおじさんがたくさん集まって調整する?
過剰に徴収した手数料の分、投資信託の口数を増やせばいいだけじゃないのか?
64円分の口数を投資信託に戻してもらわないと、資産が64円少ない分「機会損失」となる。
今後の対応を見守っていきたい。
関連記事:SBIベネフィットシステムズが事務委託先金融機関手数料を誤徴収(2017.4.20 海舟の中で資産設計を ver2.0)