競争社会から離れ「節約」を身につけて早期リタイアへ

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青空と鳥

中川淳一郎『節約する人に貧しい人はいない。』(幻冬舎,2016)を読んだ。

本書は「節約マインド」を身につけて、穏やかに幸せに生きるためのものだ。

なぜ、節約すれば「穏やかで幸せに」生きることができるのか。

詳細は本書を読んでほしい。

が、少し説明する。

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節約できないと疲れる

まず、節約できない体質だとどうなるか。

収入を上げるしか選択肢がない。

今よりももっと稼がないといけない。

収入を上げるには何をしないといけないか?

ライバル企業や社内のライバルと競争して勝たなければならない

それは疲れる。

なぜ競争は疲れるか?

競争とは「常に他人と比較すること」

それは「競争=他人との比較」だからだ。

年収、貯蓄額、地位、学歴、会社のランク、ブログのページビュー数などなど……常に他人と自分を比較して一喜一憂したり、妬んだり、足を引っ張ったり引っ張られたり、マウンティング(格付け)の応酬をしたりといった生活になる。

特に「お金」に関して他人を比較すると心身のダメージが大きくなる。

本来、誰かと競争なぞせず、超個人的(ないしは家族の間のみ)に尺度を持っておけばよいものが「金銭感覚」であり、「経済状態」なのだ。それなのに、これら2つの要素について競争をしてしまうから無駄な努力や投資をし、さらにいうと劣等感を抱いて精神衛生上良くない影響を受けてしまう。

「他人との比較」で疲弊しないための特効薬が「節約」なのだ。

見栄を張らず、他人と比較せず、自分の人生こそ最良のものであると思える方が生きていてラクだ。

つまり「節約」とは自分(や家族)の心を満たすためのお金があればOKという生き方だ。

見栄を張ったり、他人に対して優越感を持ちたいがために、お金を無駄使い(または「無駄稼ぎ」)することはしない。

究極の節約が早期リタイア

本書の後半では、著者の「早期リタイア願望」が述べられている。

2020年(47歳)を目標に早期リタイアするとのこと。

早いと思われるかもしれないが、もうカネを稼ぐのに疲れてしまったのである。

早期リタイア後はどんな生活を思い描いているか、詳しくは本書を参照してください。

節約する人に貧しい人はいない。 (幻冬舎単行本)
幻冬舎 (2016-03-09)
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