わたしが小学生の頃は、夏休みになると必ずテレビのワイドショーで「心霊写真特集」や「怪談」をやっていた。
なので、小さい頃は夏と言えば「霊」の季節だと思っていた。
特に8月はお盆の墓参りや京都の「五山の送り火」などで「霊」を意識する。
というわけで、今回は「霊」に関する本を読んだ。
『エスパー・小林の「運」がつく人 「霊」が憑く人』(エスパー小林(著),王様文庫,2015)だ。
本書はタイトルの通り、「運」と「霊」について述べている本だ。
人間の「運」は「霊」と密接な関係がある。
「運」を上げる方法
「霊」なんて信じられない、と思っている人であっても「運」は「上げたい」と願う人は多いと思う。
「運」を上げたり良くしたりするため、神社などのパワースポットに行く人もいるだろう。
本書には「運」はどのようにすれば上がるか、について具体的に書かれている。
オカルトチックな本かと思いきや、けっこう実利的な本でもある。
ちなみに、運を上げるには「自分よりも運気の強そうな人と行動を共にすること」ということだ。
では、どうやって「自分よりも運気の強そうな人」を見極めればいいのか?
具体的な方法は本書を参照してほしい。
本書には「あなたの運気を上げる人」「あなたの運気を下げる人」の2つのチェックリストがあるので、リストを見ながら「運気のいい人」を明確にできる。
「運」と「霊」の関係
「運気のいい人」は「幸運」を維持するために何に気をつけているか?
それは「悪い霊がいる場所に近づかない」だ。
「霊」とは「運気」を上げたり下げたりする要素だ。
だから、悪い霊がいそうな雰囲気のある場所には行かない。
本書で紹介している「行くと運気が下がる場所」を少し紹介する。
- 光が入らない暗いところ
- 繁華街(飲み屋街)
- 墓地
- テレビ局
- 心霊スポット・自殺の名所
- 古戦場跡
個人的には「繁華街」がダメというのが意外だった。
繁華街はにぎやかそうだからいいのでは?
しかし、著者のカウンセリング経験からも繁華街は絶対に近づかない方がいいらしい。
若いから、遊びたいから、楽しいからと、歓楽街に夜ごとくり出して享楽的に過ごしていたり、興味本位の軽薄な行動を繰り返していたりすると、後々、とんでもないことになる。
幸せな人生を送っている人は、そういう場所に頻繁に出入りしたりなど、しないものなのだ。
p.51
「最近運気が下がってきたな」とか「あの人と付き合っていいものか」と思っている人は一読の価値がある。
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