『科学がつきとめた「運のいい人」』(中野信子(著),サンマーク出版,2013)を読んだ。
成功するには実力とともに「運」が重要だとよく言われる。
では、「運」とは何か?
「運がいい」とはどういうことなのか?
「運を味方につけるにはどうすればいいのか?」
という疑問に科学的にアプローチしたのが本書だ。
運のいいセミリタイア生活
当ブログを読んでいる人は「セミリタイア」に興味をお持ちの人が多いと思うので、本書からセミリタイア生活に役立ちそうな部分を紹介したい。
ズバリ、運を味方につけて豊かなセミリタイア生活を送る方法だ。
どうすればいいか?
今の状況を活かす
それは、自分の置かれた状況を最大限に活かすことだ。
たとえ今の自分の状況が世の中の基準から考えるとちょっとズレている、という場合でも自分が心地よいと思う状況なら、その状況を生かすことを考えましょう。例えば学校や会社に行けない人なら無理に行こうとするのではなく、学校や会社に行かないがゆえにできることを考えてみるのです。
自分を世間の標準に合わせる必要はありません。一番大事なのは自分です。その自分を最大限に生かすのです。
私はこれが運のいい人になるための絶対条件だと思っています。
p.26
「セミリタイア」は、はっきり言って「世間の基準」からはハズレたライフスタイルだ。
定年前にサラリーマンを辞めて、「定収入」「定職」を捨てるのだから。
しかし、会社を辞めて得ることができる「自由」を最大限に活かせばいい。
「もう二度と雇われたくない、会社に行きたくない、でも収入がほしい」と強く思うなら、雇われず、会社に行かないがゆえにできることを考えればいい。